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べらぼうな人たち


新しい大河ドラマが始まった

視聴者は第一話は正直、期待と

どれ、どんなもんか見てやろう

という気持ちの入り混じった状態


現代にも通ずる人間の欠点を

私たちに知らしめながら進む

イクサのない世の中、人が増え

暮らすことに主眼を置いていく


その中でどう考え、どう動き

どう働きかけて事態を変えて

人の心を動かしていくか

現代の課題と本当に同じです


いつの世でもイクサや戦争のあと

強引に力でねじ伏せたりできない為

ケン・ワタナベの田沼意次が言う

工夫が必要、ひらめきと運と努力が


現代人の私たちは、その物語をただ

エンタメとして観るだけではなく

なにかしら自分たちの社会のなかでも

工夫していこか?と背中を押してくる


昨年の「光る君へ」では当初は

戦国モノを所望する声も聞かれたが

一年も経ってみれば、別に悪くはない

そういう気持ちになっているだろう


ここで戦国モノに戻ってしまうと

人々の気持ちもまた、戻されてしまうが

今回も戦いを主体としないような内容


続けていれば、人の考えや固定観念も

変わる瞬間、大事なのは二度目をあえて

やること、戻さないことだろうなと

諦めが肝心、その逆もまた真なりでね


生きること、食べること、暮らすこと

そのために人が工夫をしてできること

自分たちの現在を投影しながら観る


少なからず現代の自分たちと重ねる

こうなったらいいのに、ふと浮かぶ

そういう発想を具体化して動かすこと


私たちのような下から動かすことが

改めて重要であることを伝えている

まぁ気づいているが世間はそんなに

真剣に観て語ることはないだろう


ナレーションは綾瀬はるかのようで

稲荷とスマホと、何かとビジュアルに

こだわった演出も定番化しているが


綾瀬はるか、実はもうすぐ40になる

世間的にはかわいいが許されづらい年齢

この人は40にもなって、と言われるのか


この点は少し、興味がありますね笑

天真爛漫な感じ、ピュアなイメージ

しかし世間は、どこかで40歳と聞くと


もう大人なんだから子供みたいに

天真爛漫も許されると思うなよ?笑

みたいな、流れもつくるんだろうか


ネット記事の見出しで釣るためには

相変わらず見た目の反応が目立つ

ルッキズム全開は治らぬヤマイだ


それをエサに閲覧してしまうのは

ほとんどはオッサンたちでしょう笑


SNSに溢れている声、反応もほぼ

昔から知っているとか、ある程度の

年月を経ている人でないとわからない

そういう反応がほとんどではないか?


若い人らがわかる内容の反応が少ないか

あるいは、あっても見出しで釣るには

中年以上の好物嗜好への反応が良いのか


若い人間の内容では閲覧商売には

ならんということなのだろうか笑


つくづく中年以降になってくると

社会的に昔の常識で動くぶんだけ

邪魔になっているんだろうなと思う

無意識の老害化に抗えない宿命


年を取ればフットワークも鈍るし

過去を糧に拠り所に生きてしまう

新しいものには反応を示さずに

わかることだけを好んで選んでいく


わりと伝えられてない華やかでない

幕末までのあいだの日本を紐解くと

現代の私たちにも共感するヒントと

描写をしていくのだろう


ただ私たち現代人もネットで晒す姿は

べらぼうな奴らでしかない、ありのままの

人間の欲まるだしの姿を自ら戒めて

かえりみることはないのだろうと


やはり腐敗しながら「バクマツ」を

待たねばならないのだろうか




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