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大事なこと、とは?


だいぶお疲れ気味のスガッスル。

スガ総理大臣のこと。


ひとりではアレコレ全部は無理な

年齢にもなってきているでしょうし。


視聴者のひとりとして、あの会見。

言葉、噛んじゃダメなんですよ。

いまに始まった話じゃないですけど。


なによりも、覇気がない。

目にチカラがまったくない。


頼りないと思わせることが、

どれだけマイナスにはたらくか。


聴いている人は、言葉が気持ちよく

耳に入ってこないと聴く興味も薄れる。


言葉を羅列していっても伝わらずに、

相手には、立て板に水状態になる。


そうなってくると、話というのは

途中から内容や言葉のつながりが

まったく入ってこなくなる。

言葉にリズムも抑揚もない、無感情。


無感情の言葉や表情から

私たちが受け取るのは

失望や落胆と、

それ以上の無感情、無関心。

そして、諦めの感情による支配。


アタマを変えている時間がない。

そんな悠長なことしてる暇はない。

法律の手順を踏んでいる暇は

ないのだから。


こうなったら操り人形でいい。

とにかく全体で進める、一歩でも。

そして様々なパターンを想定して、

ダブルスタンダードでもなんでもいい。


世の中の良い悪いの判断が

難しくなってしまったとき、

私たちはどうすべきなのか。

どう判断を受け止めるべきなのか。


コロナ禍のご時世、

良い悪いの判断を

間違わずに正解を出すことは、

かなり難しい状況だ。


私たちは間違いをまったくせずに

進もうとしすぎてミスを許さない。


感情がミスを許せなくなってしまう。

近年は、環境が整えば整うほど、常に

完璧な状態を維持しようとしてしまう。

その弊害もあるだろう。


さらにミスをすると途端に

リスクが高いことを選択しなくなり

消極性が格段に増す。

大勢の意見が消極さに集約する。


動こうとする人、動かない人。

それぞれが意思をもって対立する。

これでは、いつもの日本のお家芸。

同じアヤマチを繰り返すだけだ。


これが大事、とよく言うが。

大事だと言われるとそれを優先して

他をないがしろにしてしまうことがある。


きっと、大事にするとはそうではなく、

例えれば、AもBも、両にらみしながら

小脇に抱えて捨てないで進むんだよ、

という事なんではないだろうか。


Aが大事になると言われると、

Bを、捨てないまでも軽視して

後回しにしていつしか忘れる。


Aだけをすればいいのだと勝手に

勘違いした方向に進めてしまいがち。


この傾向からわかるのは、

やっておくべきだと判断したことを

両にらみして、並行させた状態で

進めておかないといけないということ。


その時点で取捨選択を結論づけしない。

答えを2つ用意している状態で、

両にらみしつつも、ニュートラルな状態で

その時を待つことではないか。


無駄に終わるかもしれないが、

一択で進めてしまい、いざその時に

別の選択肢が最適だった場合に、

また1からでは後手を踏むだけだから。


用意しておくだけでも

挽回して立て直すスピードや

被害を最小限に抑えるなど

あらゆる損失が違ってくるはずだ。


処理範囲が大きくなるが、

いろんなケースを想定して

数パターンを同時進行しないと、

この難局は打開できないでしょう。


かなりの負担増になるかもしれないが、

私たちもアレもダメ、コレもダメと言わず

その時点で一択に絞らずにいる姿勢。

これが大事ではないか。


私たちも意識的に、ニュートラルな状態に

考え方を位置させておくべきですね。


意見が立つのはいいことです。

しかし、意見を常に闘わせながら

両にらみしつつも、もう一方についても

留保しておく感覚を、あえて持つべき。


戦わせて、勝ち負けをつけて

〇と×にするのではなくて。


決断することは大事なんですが、

こうだ、と言われるとそれだけを

正しいものとして一択で信じてしまう。


大事と言われるとそこにばかり、

私たちの意識もいってしまう。


それが大事、ではなくて

それもこれも大事という、

いい意味で選択肢を広く見据えた状態で

この難局を乗りきらなければ。


私たちはまた、

ふりだしに戻る羽目になり、

何も進められなくなってしまう。


それが大事、という歌が昔あった。

アレは全部やろうとするのは

無理があるが(笑)


いまの社会は結論をすぐ求めて、

一択で解決法を探り、決めて

みんな同じことをする。

したくなるような、雰囲気がある。


これも主体性の欠如の延長線上に

存在する意識なんだなって感じる。


答えを、正解を一つ導く解決方法しか

学んでこなかった教育の影響もあるだろう。


答えも、結論も、やり方もひとつじゃない。

これも大事。あれも大事。

な状態にしておく、

ということが、一番大事。


もう大事、大事うるさいな(笑)


でも選択肢を絞り切らないことで

すぐに切り替えて取り組めるような

状況を意識しておく。


それだけでちょっと気持ちも

違ってくると思いますよ。










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