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#11 地域おこし協力隊になりました|春の騒乱から奇跡が起こる
3週間ぶりの更新です。長かったな、この時間。
いろいろな出来事を消化するのに、時間がかかりました。春の大騒乱から約ひと月。バリバリに割れたスマートフォンの画面もすぐに変えることもせずに淡々と日々を過ごしました。そして素晴らしいご報告ができることを、とっても嬉しく思っています。
これは我が家の問題だけではないと思っているのです。親父に頬を張られた時、頭の中ではずっと「何を間違えてしまったのだろうか」でいっぱいでした。
ふと娘に言われた言葉にもハッとさせられました。
「やったことは返ってくる。だからママがみんなに優しくしていれば、大丈夫。」
わたしは二人の娘たちをこう言い聞かせて育ててきました。
自分が出したものだけが返ってくるのがこの世界
だから愛の言葉を囁こう
(GSだね笑)
憎しみ、妬み、悲しみ、怒り。
これらの気持ちが自分の内に湧き上がったら、それは目の前の相手ではなく、自分の内に問題を見出すこと。相手って実は関係がない。鏡のようなもので自分自身の心象を映し出しているリトマス紙のようなものなのだ。だからぐっと堪えて、消化するまでそいつを手懐けるのだ。こうやって育ててきた。
この3週間、そいつを手懐けるのに随分と時間がかかりましたが、物語は意外な方向に転換して、あはは、やっぱりわたしらしいなというオチに落ち着きました。
昨年、美ヶ原高原の駐車場売店のプロデュースを行いました。店名を改名し「うつくしテラス」とし、漫画家の高野苺さんにOrangeのモチーフで新たなイラストを描き起こししていただき、コピーライターにはべべチオの早瀬直久。フードプロデュースにはアルプスコーヒーラボの斉藤博久に仕事を依頼。
話題性もあり、斉藤が開発した雲ソーダは2,000杯以上を売り出し、早瀬が企画した「未来ポスト」には1,200通もの手紙が集まった。そして、長年働いていたおじいちゃん達が、今年みんな辞めてしまった。
のんびりと回していた現場にいきなりプロデューサーなる怪きものが登場し、メニューを書き換え、行列を作らせたのだ。今年はついていくものか、そういうことなのかな。
飲食店経営は全くもって甘くない。わたしは今までの伴侶が全て飲食業で彼らをずっと見てきている。本当に黒字経営を続けるには至難の技なのである。さらにはこのコロナ禍。
なので辞めてしまった彼らに対して、何も思わなかった。わたしは市役所に年齢制限を確認した。健康で車での通に問題なかったら、特に制限はないと。
料理が得意で、マメで綺麗好き、頭の回転が早いわたしのパパ!
そうだ、これを回せるのは彼らしかいない!
ということで「うつくしテラス」の運営は株式会社オブセッションで請け負うことになり、父と母が働くことになったのです。週末は長女も参戦する予定。
昨日、正式なご決定をいただき契約成立。
月曜日から金曜日まではカフェテラスに併設されているお家に寝泊まりしてもいいだなんて、本当に世の中不思議なもので、やっぱり望んでいれば家とかタダでやってきたりするんだな。さすがに松本市から毎日通ってもらいますが、なんだかワクワクするっていう両親の顔を見てちょっぴり嬉しかったです。
いきなり春が訪れ、急発進で再び物事が動いています。
村での活動については、一進一退だけど、ま、こんなものよね。先週は新聞記事にも大きくあげていただきました。
詳細はまた次回。