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Aroma~オレンジスイート~

この香り苦手という方にお会いしたことはありません。
太陽の恵みを感じさせるような爽やかで甘さのある柑橘類の香り。
アロマが初めての方や子供さんに喜ばれる香りでもあります。
私もアロマを始めて、他の精油とのブレンドが不慣れだった頃、よく
ラベンダー×オレンジスイート
ゼラニウム×フランキンセンス×オレンジスイート
といった具合にオレンジとよく組み合わせていました。


ではプロフィールを
英名    オレンジ   
学名     Citrus sinensis
科名     ミカン科   
抽出部位   果皮  
抽出方法   圧搾法、
主な産地  ブラジル、メキシコ
主な成分  リモネン、リナロール、デカナール、オクタナール、シトロネラール

柑橘類の精油には、紫外線に当たるとシミや小水疱ができる光毒性を持つことが多いですが、スイートオレンジにはそれがないとされています。
(光毒性成分であるフロクマリンが含まれていないか、含まれていても安全許容濃度である0.0015%以内で光毒性がないレベル)
ですが、皮膚刺激があるとされる成分が含まれていますので、少なめの量での使用をおすすめします。
また、他の柑橘類にもいえますが、劣化しやすいので半年以内に使い切ってください。

ちなみに、スイートオレンジがあれば、ビターオレンジ(学名Citrus aurantium)もあり、精油もあります。こちらには光毒性があるので注意が必要です。
さらに言いますと、ビターオレンジの枝葉の精油がプチグレン、花の精油がネロリになります。
→ビターオレンジ三兄弟といったところでしょうか。

爽やかで甘さのあるフルーティーな香りは
落ち込んで沈んだココロを温めて気持ちを明るくしてくれたり、
緊張やストレスをほぐしてくれ、なかなか寝つけないときにも、ホッとさせてくれます。

また
消化器系の働きを促してくれ、胃を健やかにしてくれ食欲を増進してくれたり、腸の働きをスムーズにしてくれます。
血液循環を促進してくれるとも云われているので、体の冷えを感じるときに植物油に希釈して、皮膚に塗布するのも良いですね。

コラーゲン生成を促進してくれるとのことなので、エイジングケアやネイルケアにも活用できます。
また脱毛予防の働きもあると云われているので、頭皮ケアも役立ちます。

オレンジよりミカンのほうがわかりやすいでしょうか。
手で柑橘類の皮を剥くと、プシュッと皮から汁が出ることがあります。目に入ることもあったりしますね…しみます。
実はそれ…精油成分なんです。
アロマテラピー専門で小瓶に入って販売されているものは、成分が数倍から数百倍に濃縮されていますが…
意外なシーンでアロマテラピーと遭遇していたりするんですね。




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