【朗読雑記】日本昔ばなし『一本のわら(楠山正雄)』≒『わらしべ長者』
青空文庫にあった楠山正雄さんの『一本のわら』 を読みあげてみました。
自分としては19こめの朗読動画になります。
https://youtu.be/kE943aX84BA (youtube)
https://www.spooncast.net/jp/cast/5225905 (spoon)
今回の朗読モード
子守唄がわり・・・・・ほどではないですが、ベッドのそばでお母さんが子どもに読んであげるイメージで……
が、あくまで「お話」として読んでいます。
(ちなみにサムネイルが夜モードの朗読動画はだいたいがそんな感じで読んだものです。)
一応本文付きです。
お話について:感想など雑記
日本昔話のほとんどは民間伝承をまとめあげたもので、その内容もタイトルも、地域や著者によって少しづつ違うようです。
Youtubeにコメントをくださった方がおっしゃっておられたのですが、この「一本のわら」は「わらしべ長者」というお話と同じものだとか……。
そしてどうも、この「わらしべ長者」の方が御本家のようです。
というのも「わらしべ長者」はとても有名なお話のようで、その原話は「今昔物語」にみられるということです。(wikiより)
有名なテレビアニメ『日本昔ばなし』でも「わらしべ長者」というタイトルで放映されています。
ただし、ラストはちょっと違います。
ネタばれになるのでその内容は控えますが、個人的には、テレビ版の方はドラマ的な脚色を強くしたものではないかしらん? と思っています。
「一本のわら」は形式がまとまった、いかにも「日本昔話」「童話」の形式で、かつ、擬音語や擬態語が楽しめる作品となっていました。
「しゃんしゃん歩き出しました。」(本文より)
なんて、ちょっとわたしには出てきませんw。
確かに、「しゃんとする」といいますものね――。
楠山正雄さんの作品にはこうした擬音語や擬態語がよく使われているように思います。
本作は韻のように微妙に変えられる擬音語や擬態語が素敵で、これが一層物語のリズムを美しくしているように感じられるものでした。
おしまい
青空文庫【作品情報】
青空文庫「図書カード:No.43458」の作品です。
URL:https://www.aozora.gr.jp/cards/000329/card43458.html
作品名:一本のわら (いっぽんのわら)
著者名:楠山 正雄
底本:日本の古典童話
出版社:講談社学術文庫、講談社
初版発行日:1983(昭和58)年6月10日
入力使用版:1983(昭和58)年6月10日第1刷
校正使用版:1983(昭和58)年6月10日第1刷
入力者名:鈴木厚司
校正者名:林幸雄
TEXTファイル作成日:2006-07-28(修正日:同日)
XHTMLファイル作成日:2006-07-28(修正日:同日)
青空文庫ボランティアのみなさんに感謝感謝です。