日本の話芸 桂竹丸 落語「ホタルの母」 (NHK)
初回放送日:2020年11月22日
桂竹丸さんの落語「ホタルの母」をお送りします(令和2年10月23日(金)霞が関イイノホールで収録したものの再放送)
【あらすじ】竹丸さんのふるさと、鹿児島を舞台にした新作落語。第二次世界大戦中、鹿児島県の知覧(ちらん)には陸軍の飛行場があり、近くで鳥浜トメが営む食堂は、陸軍指定となって多くの若い訓練兵たちの面倒を見ていた。やがて戦況は悪化し、若い兵士たちは特攻隊員として出撃していくようになる…
(以上 公式サイトより)
かつては毎夏テレビ放映されていたアニメ映画「火垂るの墓」を思い出す根多名。中身は、特攻隊の母と呼ばれた鳥浜トメさんの物語。
ぽっちゃり親しみやすい風貌の桂竹丸師匠が、こんな真面目で深い落語を作るとは...。
終戦の玉音放送を聞き、「負けたの…じゃああの子たちは死ぬ事なかったじゃないですか」と呟くトメさん、本当にその通り。
「戦争は年寄りが決めて、大人が命令をして、若者が飛んでゆく」さしずめヤクザのカチコミみたいな蛮行そのものである。
戦争やって良い事は何一つないのだ。
平和について考え進めていくために、戦争関連の番組が多い8月だけでなく、常に考えなければならないと改めて思った。