見出し画像

箱根駅伝 復路【番外編】〜工藤慎作選手に期待〜

箱根駅伝が終わるとお正月休みも終わりだと、実感する1月3日。ランナーの力走に感動とヤル気をもらい、今年もイロイロ頑張らなきゃ!と思う。

今回のmy MVPは、母校早稲田5区の2年生・工藤慎作選手。"山の名探偵"は区間2位の大健闘、来年はエースとして区間賞を取るだろう。
メガネのせいだけでなく、走る姿からも賢さが滲み出ており、かつての山登りスター猪俣英希&山本修平両選手のような逸材に違いない。

「これからマジ推しするで〜」と思った矢先、私は奇跡の遭遇をしてしまいました。
いつものようにテレビ観戦→沿道で応援。昨日より眺めの良い場所に陣取ってランナーを待っていたところ、リュックを背負ったワセダカラーの上着を着たメガネの男性がひとり、道の向こう側を歩いて来たのです。
あれ、なんか工藤選手に似てない?
いや、絶対そうやで!!誰も気づいてないけど、私は確信した。
彼はリュックを下ろし、上着を脱いでランナーの到着を待っていた。私は声を掛けられないので、持っていた早稲田タオルを見えるように持って、せめてものアピール。ミニ幟じゃなくてタオルにして良かった〜(気づいてもらえてたらいいけど、どーだか)

私はいつも、母校だけでなく全てのランナーにフルネームを付けて声援を送っている。「ワセダ、工藤慎作くん、ナイスラン!」みたいに。
しかし向かいに憧れの工藤選手御本人を見つけてしまい、応援よりも"追いかけて一緒に写真撮ってもらいたい衝動"に負けそうになってしまった。
「全ランナー終わるまで、そこにいてくれるかな?」そんなことばかり考えてしまい、真の駅伝ファンとして試練を与えられている気分だった。

早稲田のランナーが現れ、私は大声で選手に声援を送りながら、工藤選手にも視線を向けた。
彼は脱いだワセダカラー上着を振って、一生懸命に選手を応援していた。
走り終えた選手が、同じチームの選手を応援する貴重なシーンを見られて、とても嬉しかった。
駅伝がチームスポーツである事を、改めて実感したヒトコマであった。
後続ランナーを数人見送って、彼は荷物をまとめて細い道の方に入っていった。おそらく大手町のゴール地点へ向かうために、最寄駅へ向かったのだろう。
追いかけるで〜!と思ったが、最終ランナーが通り過ぎるまでは規制されており、道の向こう側へは渡れない。
まるで天の川を隔てたアルタイルとベガやで(工藤選手、好き放題いってごめんなさい)。

彼の姿が消えてから20分後、全ての選手に声援を送り終えてから、私は最寄駅まで全力で走った。「こんなチャンスは2度とないかも。もしかしたら追いつけるかも、追いついたら握手してもらおう」推しを追う情熱って、こういう事なのねと痛感(工藤選手、怖がらせたらごめんなさい)。

結局駅まで行っても、御姿は見つけられず(もしかしたら、バスとか車を利用したのかもしれないけど)。

わが母校、同級生の花田監督が率いる早稲田大学の成績は4位。
駅伝終了後の番組で、工藤選手がファンにサインしている映像が流れた。
雰囲気も佇まいも全く同じだ、沿道にいたのはやっぱり工藤選手だったんだ!
確信すると同時に、私もサイン欲しかった〜😆


とにもかくにも、望外の喜びを体験した素敵な一年の幕開けとなりました。
これからも私はツイてると思うので、またどこかでリアル工藤選手に拝謁できるような気がします。それまで、私も練習頑張ります。



いいなと思ったら応援しよう!