ミスティック・リバー(映画 2003公開)
幼馴染3人が時を経て、被害者家族・容疑者・刑事として再会する物語。
アカデミー助演男優賞獲得のティム・ロビンスが可哀想で、同主演男優賞のショーン・ペンが憎たらしい、私の率直な感想だ。
すこし解りづらいところもあるが、何となくそういう事なんだろうなと推測して鑑賞しなくてはならない。視聴者が試されているような気になる作品でもある。
監督クリント・イーストウッドの映画には、大別して"爽快モノ"と"陰鬱モノ"が存在する。この映画は明らかに"陰鬱モノの代表作"だろう。救いようがなく、後味も悪い、不運ってこういう事だと痛感するしかない物語の展開。
しかし、「悔しいけれど、それが人生なんだよな」と納得させられるてしまうのも、イーストウッド映画の特徴でもある。
友人、配偶者、関係する相手に抱く疑念が全て悪い方へと事態を運んでゆく。
結局のところ、愛とは信じ、待ち、許すことなのだと思わされた。
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