「触り方」と自分の身体の状態はシンクロしている
身体に関わるものとして絶対に避けては通れないですよね。
今回はそんな触り方と自分の身体の状態について
身体に触れてなんらかの方法を用いて他者をより良い方向へ導く仕事。
色んな職種がありますが、まず触らないことはないと思います。
もし触らないとしたら遠隔治療くらいじゃないかなと。
遠隔治療もオカルト的なものではなく、オンライン上で実際に動きを見ながら評価をして異常動作や異常運動などを排除していく。
そこでセルフエクササイズを伝えて実践してもらい、また次回にという流れ。
実際にアメリカの理学療法士はやってます。
話を戻して。
触る、触れるということは本当に僕も一番大切にしています。
とあるアスリートの方から言われたのが…
こういうのをリアルに聞くと、やっぱり触り方とかめちゃくちゃ大事やなと思いますよね。
話を戻して。
実際の動きの評価も大切ですが、触れることでしか得られない微妙な身体からの訴えがあります。
そうこの「なんか」というのが触らないと分からない情報です。
理学療法士の養成校時代も学校の先生から触り方や持ち方は厳しく注意されました。
もちろん実習でも就職してからも触り方は教えてもらいました。
まずは人を触るということに関して、圧倒的に経験値が少ないので触り方というのは凄く大事です。
もちろん触った上でこれはどうなのかというフィードバックもめちゃくちゃ大事ですが。
ということで新人の頃にオススメなのはとりあえず色々な人を触りまくること。
触らせてもらうこと。
男性、女性、子供、赤ちゃん、ぽっちゃり、痩せてる、筋肉質など一人一人全然体質も違うので、とにかく触りまくること。
とりあえず触り方は無視して、どんな感じやろ?
という感じでいっぱい触って違いを感じるのがオススメです。
もしくは自分の皮膚を触りまくること。
顔、首、胸、背中、お腹、臀部、大腿部、下腿部、足、指、前腕、上腕…
という感じで、色んな場所に触れてみてください。
自分ですら触る場所によって全然皮膚の感じや筋肉の感じが違います。
そこからステップアップしていくと、洗顔、頭洗う時、体を洗う時など昨日と今日の違いとかも意識して触るようにします。
この辺りを意識するだけで全然違います。
こういうことをして、自分の指や手がセンサーとして働いてくれるように稽古していきます。
もちろん触られることにもセンサーを立てて…
歯科医、歯科衛生士、美容師など自分の身体に触れる人の触り方にも注意を向けます。
これはなんとなく分かると思いますが、上手い人と下手な人って触られた瞬間分かりますよね?
これは誰もが感じていることで、最初に触れられた瞬間この人なら安心できるな、この人上手いから身体任せられるわ。
ということを経験したことがあるはずです。
この安心感とか信頼感を触った瞬間に与えられるかどうかが鍵です。
この触り方ができれば力抜いてくださいねとか言わなくても良くなります。
力抜いてくださいね。
よくクリニック時代に経験しました…笑
よく言いますよね。
よく聞きますよね。
本当に上手い人ならこんなことを言わなくても、相手の方は勝手に力を抜いてくれてます。
力を抜いてくださいね。の前に、まずは自分がいらない力を抜いて相手から安心して信頼される身体の状態になることです。
触り方も重要ですが、メンタル的にも安定していないと相手には伝わります。
彼氏や彼女、両親、夫婦で喧嘩してまだ少しイライラしてるとか。
上司や先輩に指導されてちょっとイライラしてるとか。
なんかこの人怖そうやな。
なんかこの人怒ってるんか。
なんかこの人機嫌悪そうやな。
これらは全て相手に伝わります。
この特殊な空気感というのは誰しも一度は経験したことがあると思います。
人間なので仕方ないですが、触られている方には全く関係ないので全て排除してから無の状態で触るようにした方がいいです。
というか、その状態で人の身体に触れるようにしてください。
自分の身体が整っていなければ、相手の状態を読み取るセンサーは働きませんし、間違った情報を読み取ってしまう恐れだってあります。
自分の身体を整える。
これはかなり大切です。
触る、触れるというのはもちろん触り方もかなり影響します。
しかし触る、触れる側の身体の状態もかなり影響します。
普段から、触る、触れることと自分の身体が整うことを意識しながら日常を送ってみていただければと思います。
今日はそんな話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
p.s
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