【小沢健二】強い気持ち・強い愛/さよならなんて云えないよ
1995年5月15日。
「20:30帰宅。小沢健二が出てる「HEY!HEY!HEY!」見る」
「LIFE」以降の小沢健二さん無双時期ですね。
12月24日「一日ぼーっと過ごすクリスマスイブ。シングルCD、小沢健二「強い気持ち・強い愛」をずっと聴きつつ」
私のこの時期の小沢健二さんカラオケ1位から5位は、こんな感じだった(ブギーバッグ風に)。
1「痛快ウキウキ通り」2「愛し愛されて生きるのさ」3「ドアをノックするのは誰だ?」4「強い気持ち・強い愛」5「ぼくらが旅に出る理由」。
でも後年になると、そしていまでも(もうカラオケは10年くらい行ってないですけど一人の部屋で)歌ってるのは「さよならなんて云えないよ」ばっかりになりました。
この曲、タモリさん効果で「左へカーブを曲がると光る海が見えてくる」がフューチャーされがちなんですけど、私が心を鷲掴みにされるのはそこではなく、「本当はわかってる/二度と戻らない美しい日々にいると/そして静かに心は離れてゆくと」です。
私も90年代半ばは毎日が美しく楽しく過ぎていったけど、いま振り返るといつそんな輝きが消えてしまっていたんだろう、あのとき笑いあった女の子たちや男の子たちはどこへ行ってしまったんだろうと思うこともしばしば。
でも小沢健二さん(同い年)は私なんかより何万倍もすごい日々にいたはずなのに、皆と心が離れてゆくことを同時に感じていて、それを端的な言葉ですでに美しい音楽に仕立ててたわけです。
そんなことに感服しながらも、いつもスーパーに買い物行くときの山手通り、人がいないのを見計らって、まあまあ大きな声で歌ってます。
近所で有名な不審者になってたらどうしよう。
12月31日「紅白で小沢健二とかH Jungleとか」。