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【ピチカート・ファイヴ】月面軟着陸

1990年5月24日。
「銀座で買ったピチカート・ファイヴの新譜「月面軟着陸」聴きまくる。超いい!」

 「カップルズ」から始まる、私の大学時代とほぼリンクした、初期ピチカート・ファイヴの最後の4枚目。
 これまでの曲をリアレンジ、リミックスしたおもちゃ箱のような賑やかで嬉しいアルバム。内容についてはウィキにしっかり書いてありますね。

 後年、しかも30年くらい経って、私はこのアルバムの最後に収録されている「カップルズ」という曲のインストバージョンにドハマりするようになります。

 まあその前に、87年のアルバムタイトルが「カップルズ」で、88年「ベリッシマ!」に収録された1曲が「カップルズ」で、その歌のほうの「カップルズ」をインストアレンジしたのが、このアルバムの「カップルズ」でと、この時期の熱狂的ピチカートファンでないと、理解するのがめんどうこのうえないんですが、それはさておき。

 音楽の専門知識がないもので、実際にそれぞれ聴いていただくしかないんですけど、静かに渦を巻くようなグルーヴ感というか、そこにシタールが入ることでさらに無国籍感もプラスされて、永遠にまどろんでいられるような感覚に陥るんですね。
 うーん、やっぱり文字で表現するのは難しいですね。
 とにかく、後の野宮真貴さん期の「マジック・カーペット・ライド」にも通じる中毒性が、私にはあるのでした。

1990年6月13日。
「赤坂草月ホール。ピチカート・ファイヴ、田島貴男脱退ライブ。全部が良いがとくに「トップ・シークレット」が最高だった」

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