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【忘却度100%】中沢新一「悪党的思考」

1989年5月18日。

 大学のサークルの後輩の男の子(といっても一浪してるので元は同級生)に借りました。

 ニューアカ(デミズム)ブームというのが当時あったんですよ。その二大ベストセラーが、浅田彰先生の「構造と力」と中沢新一先生の「チベットのモーツァルト」だったんですけど、そういう現象があるということはしっかり認識しつつ、そういう現象については偉そうに語ったりもしてたんですけど、実際のところ、その内容はちんぷんかんぷんでした。

 本書も当時理解したとは思えないですね。

中沢新一「悪党的思考」

<ネットで調べてみる>

 いま初めて知ったんですけど、岸田秀先生の「ものぐさ精神分析」もニューアカにカテゴライズされてたんですね。ニューアカブームよりも前の本というイメージがあるのですが。

 これは高校時代に読んで、10代ですからとりわけ、ものすごく影響を受けました。それこそ見える世界が変わってしまったような感覚というか。

中沢新一「悪党的思考」/ものぐさ精神分析


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