【忘却度50%】トマス・ハリス「ハンニバル」
2000年10月3日。
私にしてはめずらしく流行りの小説などを買って読んでるんですが、これは当時、ブルータス誌でハンニバルの映画化作品のほうを大特集することになり、私も編集と執筆を担当していたからです。
ところで本作、原作と映画はクラリス・スターリングがどうなるかが、まったく違う結末なんですよね。
<ネットで調べてみる>
後に映画から(勝手に)教訓を導き出すという連載をやっていて、それは本にもなったのですが、この映画の教訓は「セクハラに喜ぶ女性がセックスできるとはかぎらない」でした。
いままで陽気なセクハラしてた女性を襲ったら、普通「やめてよ、そんな気ないわよ」ってぶん殴られる。それが映画版のオチ。
そんな女をなんとかしようと思ったら薬の力に頼るしかない、じゃあ飲ませちゃえ、という結論が原作版のオチ、というわけです。
わけです、じゃないですね。