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旅日記「シマネジェットフェス④」



狂乱の一夜が明け、ヌルりと目を覚ます。体が鉛のように重い。

俺が鉛なのかもしれない。

時間は7時みたいな6時。少し早いが動こう。

色々あってお風呂に入ってないので、近隣のネカフェでシャワーして松江から出よう…

ネカフェを検索して向かうと、松江の好きな看板「ふじもと君」がデカくなっとる!

現在のふじもと君


二、三年前のふじもと君


松江からの脱出を思いとどまり、シャワー後散策することに。

奇声をあげシャワーを浴びた。最高に気持ちよかった!快!

鉛感が抜け覚醒し、瞳孔を開きっぱなしで松江のスナック街を流す。

うん。好きな街だ。

あの看板この看板の生存確認をして、ガソリン入れて出雲大社に行こう。


昨日の事を反芻しマミーズとかおとぼけビ〜バ〜とか聴きながら進む。

順調に進んでいくが、出雲大社周辺になると、どエライ渋滞で進まん…

十月は全国的には「神無月」だが、出雲に全国の神様が集まってくるので、ここでは「神有月」なのだ。

そら渋滞もするわね。

ひょっとしたら渋滞の神とかも居るかもしれん。

………余りにもクルマが進まない。

「ねぇ難…ちょうだいよ…ねぇ、難…我に…ねぇ…いいじゃない…難…ねぇ…(山中鹿介)」等のくだらない雑念が降ってくる。


やがてクルマが停められる所に来た!

出雲大社には少し距離が有るが、俺にはブロンプトン(折り畳み自転車)がある!便利!

タイヤを鳴らしソコのPにブチ込み自転車で出雲大社へ!

「いずもたいしゃ」やと思ってたら「いずもおおやしろ」とも呼ぶそうだ。

おおやしろに着くと物凄い人出だ!参道の売店も行列で物凄い事になっとる…


まず「割子蕎麦で朝ぐわん」とか考えてたの、厳しいかも…

自転車押して参道を下っていくと、道の駅「大社ご縁広場」に着いた。

ココの併設のお蕎麦屋さんなら待ち時間ゼロ!素晴らしい!


券売機に札をネジ込み「割子蕎麦と何ちゃらご飯セット」を連打。


うん、うまい!けど、熱いそばつゆ吸いたい…と思った。

食後、ゆっくりとおおやしろを散策、賽銭をブチ込み、邪な願い事を数回。

境内をウロウロして、何か感じた所で「深呼吸の凄いやつ」をした。良い気を取り入れなくては…

おおやしろを後にし、鳥取の倉吉市に向かう。

帰りたくないけどジンワリ帰らにゃならん…

途中のSAで「釜揚げそば」なるものを吸う。



コレは蕎麦湯に浸った蕎麦に、蕎麦つゆを足して吸う食い物だ。

普段から「蕎麦湯をザバザバ飲みたい」と思っていた俺だ。

願ったり&叶ったり。かなり理想的…おおやしろ様のチカラかもしれない。

蕎麦湯愛好者の方!コレですよ!釜揚げ!

16時ごろ倉吉市に入りスナック街、白壁土蔵群等を冷やかす。


スナ街はまあまあの収穫。いい感じの白壁土蔵群を冷やかすが、お店が次々閉まっていく。ん…まあ仕方無ぇや…

倉吉で何がしたいかと言うと、牛骨ラーメンを吸いたいのだ。

しかし16時という中途半端な時間帯だ。

牛骨の行きたい店。それを俺の記憶センターに問い合わせてみるが、特に思いつかず。

ソコに有ったこんな時間でもやってたお店に行くことに。


で、牛骨ラーメン、牛すじトッピングを元気よくオーダー。


数分後着丼。まずご挨拶(初手で汁を啜る行為)。あ!うんまい!

牛の脂で香ばしく、甘い。で、そのアブがフタになっていつまでもドス熱い!

熱さ=旨さのバカ舌の俺だもの。

夢中で平らげ、イヤイヤ自宅方面に向かう…旅は終わったのだ。

そんな時、牛骨ラーメンの有名店「いのよし」横を通過した。

絶叫し、俺の記憶センターも頼りにならんな…と思いながら、自宅にイヤイヤ帰っていった。なぜココでいのよし出んかったか…


山陰、大好きな土地ではあったが、更に知り合いが2人も増えてもっともっと好きになった。

来年のジェットフェスも楽しみだが、いのよし、次は貴様だ。

完。


追記
2024年10月12日、⁡今年もジェットフェスに行く。(嫌な感じで言うと「参戦」する)いのよしにも行く。



















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