「きつねのはなし」森見登美彦
きつねのはなしといっても、キタキツネの生態は。。とかエキノコックスがどう。。とか、油揚げののった料理の話ではございません。
妖怪・もののけ・神秘の存在であるきつねがまつわる短編集。
著者が京都出身なのか京都が舞台の作品が多く、この作品も同様。
この人が書く京都って、神様・もののけといった存在と、モラトリアムな学生が同居している、現代だけどどっかずれているような土地として描かれており、すごい魅力的。
他作品でアニメ化もされてる「四畳半神話大系」とかも、独特の空気感があり好き。