初冬のマイ古本まつり
おひさしぶりです。おばちゃんです。
あるジュエリーデザイン画のコンペが11月末締めだったため、11月はBlenderと格闘しておりました。
なんとか提出に間に合ってホッとしていたところ、世の中がブラックフライデーで浮かれていましたので、ついつい買いまくってしまいました。
「日本の古本屋」で。
(つか、ブラックフライデー関係ない?)
彫金の技法 ジュエリーデザイン
塩入義彦 著 発行:理工学社
(上段の左端)初版は1972年、購入本は第12版の1979年のもの。著者の塩入氏は「レディス宝石彫金学院」を開校していたそうだ。肝心の内容は、文章も写真も図も全てモノクロ(訂正:一部にカラー写真ありました)教科書みたいな本。彫金教室や宝飾専門学校に行かない自分にとって、これぞバイブル。
かたちのエッセンス - 平松保城のジュエリー
発行:東京国立近代美術館工芸館
(上段の左から2番目)2008年に国立近代美術館工芸館で開催された平松保城氏の展覧会のカタログ。当時は美術館によく行っていたのに全くノーマークだった。後の国立近代美術館の所蔵作品で平松氏を知り、ファンになった。
トーネ・ヴィーゲラン ノルウェーの現代アートジュエリー
発行:東京国立近代美術館
(上段の左から3番目)こちらも1997年11月〜1998年3月まで国立近代美術館工芸館で開催された、トーネ・ヴィーゲラン氏の展覧会のカタログ。この方はまったく知らなかったけど(自分の知識がないゆえ)、今回見つけて「女性が作ってるめちゃ格好いいデザイン!」で、興奮して速攻ゲットした。
ジュエリーの今 変貌のオブジェ
発行:東京国立近代美術館
(上段の右端)またまた国立近代美術館で2006年10月〜12月まで開催された展覧会のカタログ。日本のコンテンポラリージュエリーの大家の作品が満載。東京国立近代美術館のカタログに間違いなし。
ヨーロッパのクリエイティブジュエリー
エリザベス・オルヴァー 著 飯泉恵美子 翻訳監修/日本宝飾クラフト学院 監修 発行:美術出版社
(下段の左端)日本宝飾クラフト学院が監修に携わっている。宝飾の街・御徒町にあるこちらの専門学校が編集している本は良書が多いので買ってみた。学校に行かないと知り得ないような(先生が作品を見ながら話してくれる注意点っぽい事)が書いてあり、独学の身からしたら出会えてラッキーだった。
THE BEST IN CONTEMPORARY JEWELLERY
David Watkins 著 発行:ROTOVISION SA
(下段左から2番目)$50.00 USA、と書いてある。世界の大家の作品集。日本からは前出の平松保城氏、ほかに池沢和平氏、近美のカタログにも載っている伊藤一廣氏が登場。もちろんトーネ・ヴィーゲラン氏も掲載されていて、お買い得な一品。
世界のジュエリーアーティスト (上) (下) 巻
水野孝彦 著 発行:美術出版社
(下段右から2冊)コンペで入選入賞している卒業生が多いイメージがある、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ。この学校を作った水野孝彦氏と交流がある世界のジュエリー作家を作品とともに紹介している。こちらにも「THE BEST IN CONTEMPORARY JEWELLERY」に掲載されている平松保城氏、伊藤一廣氏、Otto Künzli氏が登場している。
締めて計8冊で約15,000円なり。勢い余って買いすぎた感はあるけど悔いは無し。
さあ本を読み込んで、12月からは新たなコンペに向けて作品づくりを始めるわよ!
え? 身の程を知れ?
「身の程」ってのは、知りたい人が知ればいいものなのよ。