見出し画像

憧れのセレブに、あたいもなれるかしら?

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本の中にこんな一節がある。

私たちはアーティストになるためにタフで、冷笑的で、知的かつ冷淡でなければならないと信じきっている。そんなことは批評家に任せておけばよい。もともと人は、いじめられている時よりおだてられている時の方が、よっぽど生産的な生き物なのだから。


「そんなことやって何なるの?」「今それよりやるべきことがあるんじゃない?」・・こうした問いは、仕事ではもしかしたら役に立つかもしれない。でもせっかく生まれてきた自分だけの人生をよりよく生きていくためには、しない方がいい問いだ。

クリエイティブは往々にして、無駄の中に宿っていることが多いように思う。無駄なことを排除することは効率的に生きられるかもしれないが、人生から色彩が消えていくような気がする。
無駄なように思えることを面白がり、冷静に正しくいるより調子に乗っておかしくなっていた方が人生面白いんじゃないだろうか。

というわけで私も「そんなことやって何になるの?」でありながら、ずっとやってみたかったことをやってみた。その一つが「セレブショットを撮ってもらう」。女性ファッション誌でよく見るセレブの私服ショットを、私も撮られてみたいのだ。


エッセイストの古賀及子さんが以前執筆された記事の中に「サングラス・スカーフ・スマホ・スタバカップを持てば、誰でもセレブになれるんじゃないか」というものがあり、そこに啓発された。特に理由はない。好きなものに理由なんかない。

ご近所で仲良しの山道夫妻に撮影会をお願いしたところ「よくわかんないけど面白そう!」と快く引き受けてくださりご自宅を借りて撮ってもらった。
まずはこちら。

変わり映えのない、安定安全の筆者。
そこにセレブ4種の神器を持たせてみると・・

おお、なんか一気にセレブっぽくなったぞ!
なぜ室内でグラサンをしてるんだというツッコミはなしで。やはりサングラス・スカーフ・スマホ・スタバカップはセレブの素なのだ。パエリアの素みたいに、それがあるだけでググッと本当っぽくなる。

セルブ第二段階、長ネギを持ってみる。

おお、カバンから長ネギが飛び出していてもギリセレブ。こういう人、湘南地方だとたまに見かける。嘘じゃないもん、スズキヤとかいるもん。

セレブ最終段階、割烹着を着てみる。

セレブ・・?なんか主婦の親玉みたい。
撮影してくださった山道紀子さん(恩人)からも「こういう漫画なかったっけ?」というツッコミが。これすかね。


ここで山道宗晃氏(マブダチ)から「外に出た方がセレブっぽいんじゃない?」という素晴らしいご意見をいただき、割烹着は脱いでベランダに出てみる。

イエス、セレブ!

一番セレブっぽいぞ!
セレブショットって基本街中でパパラッチがとるやつだもんなあ。やはり外の方がセレブ感は出ますね。

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」、セレブ検証、いい体験になりました
。読者の皆様も、私のやりたいことにお付き合いくださり、誠にありがとうございました。(いつも??)

おまけ:ただの筆者







今週もお疲れ様でした。
こちらのエッセイもよろしければぜひ。


文章講座は、8月末までお得な早割実施中。

1期に参加してくださった方のご感想はこちらから読めます。
入門編は毎月開催中。


週末お勤めの方も、お休みの方も、素敵な時間をお過ごしくださいね。


いいなと思ったら応援しよう!

小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。

この記事が参加している募集