ネガティブな考えも2〜3割くらいあると、夢は叶うらしい
会社で上司に怒られたり満員電車で通勤をしていたOL時代「好きなことをして生計を立てたい」と思うようになりました。
どうしたら自分のやりたいことを仕事にして暮らしていけるんだろう?
そう思った私は知り合いのプロコーチたちのブログを片っ端から読み漁りました。なぜコーチだったのかというと、私の知り合いで好きを仕事にしている人でコーチが多かったからです。
多かったのが以下の2通り。
①エグゼクティブコーチとして中小企業経営者にターゲットを絞り、高いセッション料をもらう。
(普通のコーチングは相場が1セッション1~2万なのに対し、経営者へのコーチングは5~10万とだいぶ異なる)
②講師になって自分の顔を広く売り、そこで知り合った人たちにコーチングセッションを受けてもらう。
収入を安定させるには単価を上げるか客数を上げるかになるので、①セッション料を上げる、もしくは②客数を増やす、こうした手法を取っている方が多い印象でした。
ふむふむと分析する一方で、私にはこんな声も湧いてきます。「でもそれじゃあ食べていくのは難しいよ」というネガティブな声です。この世界にはやりたいことを仕事にして生きている人がたくさんいるのに、なぜかネガティブな声はとてもリアルで説得力があります。
なぜやりたいことをして生きていくのが難しいと感じるのか。それはこれまでの時代の中で「やりたいことで食べていくのは難しい」という視点が圧倒的に強かったからのように思います。
一回やっただけでスポーツが上手くならないように、夢が叶うまではそれなりの期間が掛かります。どんなにコーチングの質が高くても、それを売り出せるようになるかはまた別問題です。
今月もクライアントが獲得できなかった。貯金はジリジリ減っていく。。
こういう状況になると「やっぱりコーチングで生きていくのは難しいのでは」という視点が強くなります。視点というのはメガネのことで、青色のメガネをかければ世界が青く見えるように、その視点によって物事が変わって見える現象のことです。
例えば「赤い色の車が流行っている」という視点に立つと、びっくりするくらい街を走る車が赤だらけに見えます。ですが現在日本を走る車で赤色は全体の6%しかないという客観的な統計があります。
100車中6車しかないのに、赤に焦点を当てただけで「赤い車を何台も見た。つまり赤い車が増えている」という思考にいとも簡単になってしまうのです。
なぜコーチングで生計を立てられる人がいるのか。
それはもちろん本人の努力や運の要素もあると思いますが「好きなことで食べていくのは難しい」という視点と「好きなことでも生計は立てられるはずだ」という視点、両方を持っていたのではないかという気がします。
もちろん「この方法ではうまくいかないのでは」という客観的な視点も、生きていくには必要です。でも「夢を叶える学校」の校長・武田葉子さん曰く、そうしたネガティブな視点は全体の2割~3割くらいがちょうど良いそうです。
不思議なものでネガティブ要素というのは0%でもうまくいかず、かといって50%を超えるとそれもまたうまくいかない。
思考全体の25%くらいに留めるのが夢を叶えるコツらしいです。
今まさにクライアントさんも少なく貯金もジリジリ減っている自分は、暇さえあれば「やっぱり文章で生きていくのは難しいのでは」という視点に立ちがちになります。
でも「それでも文章で生きていくことだってできるはずだ」という視点に気持ち多めで立ち続けることで、未来を変えていけたらと思います。
結果は数年後になるかもしれませんが、乞うご期待。
今日もお疲れ様でした。
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