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食事→お風呂のナイトルーティーンを逆にしてみた

2019年までは、会社から帰って食事→お風呂、という流れをなんとなく続けていた。しかし2020年の春、世界が一変した後は、会社から帰ってお風呂→食事、という流れに日々のルーティーンを変更した。

きっかけは「満員電車や会社でたくさんの人に会って、その菌を家に持ち込んでしまったらどうしよう」というネガティブなものだった。

しかしやってみると意外とこのルーティーンが心地よかった。なぜならお風呂という一大行事をしてしまえば、あとは髪を乾かしたりスキンケアをしたりといった面倒くさいことをすることなく、今日のやるべきことは全て終わったという打ち上げ気分で食事とビールにありつけるからだ。

帰宅して玄関でアルコール消毒、まっすぐ洗面台に向かって手洗いうがい。着替えを洗濯機に入れてお風呂、そして晩酌という流れがすっかり出来上がった。
腹ペコ時間は長くなるが、たらふく飲んで食べたあと「早くお風呂に入らなくちゃ・・」とスマホをいじりながらゴロゴロウダウダしている時間がなくなったこともよかった。

食事をしてお皿を洗ったら、一杯分だけお湯を沸かして、今夜のお茶を選ぶ。このためにノンカフェインのお茶を各種取り揃えることも、生活のささやかな楽しみとなった。お茶を淹れて、すすりながら飲む。歯みがきをしてそのままベッドに行ってもよい。ああ至福。

・・と思っていたがそんな楽しみの欠点があった。外出制限による運動不足に加えて、寝る前に思い切り食べる毎日から、体重が5キロ増加してしまったのだ。
「5キロって米俵一つ分じゃない!」という家族の心ない言葉がいつまでも胸に響く。帰りが遅くなりそうな日は駅のおそばで済ませたり、ピラティスを始めたりしたがまだ元の体重は遠い。

過去一回だけ決められたピラティスのポーズ。

それでも、満腹状態でお風呂に入らなければいけない変な義務感とさよならできたことはうれしい。

「運命は習慣で変えられる」という言葉を聞いたことがある。
習慣というのは続けていくことで人生も変える力を持っている。一度定着したルーティーンというのは変えるまでが面倒くさいけど、一旦始まると「なんでもっと早く変えなかったのか」となることも多い。
どうせなら人生を幸せなものに変化させるルーティーンに、きっかけはどうあれシフトさせていきたいと考えている。

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