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【寿フォーエバー】仕事に悩むアラサーの奮闘


著者 山本幸久

あらすじ

ハート型の建物、テーブルや窓もハート型。
一見するとラブホテルのような一昔前の雰囲気の結婚式場「寿樹殿」でウェディングプランナーとして働く井倉靖子。

「ハリーとメロロン」と呼び合うカップルはいつも打ち合わせではラブラブで見ていてイライラする。しかし彼らは久しぶりに300名以上の来賓客を招く式を行う大切なお客様。次から次へと細かい業務に追われて多忙な毎日を送る。

友人の亜湖に合コンに誘われてもなかなかスケジュールが合わない。

しかし、近くにできた凝ったフランス料理屋でウェディングもできるということで靖子たちははライバル結婚式場の偵察をすることになる。

靖子は個性的な同僚やお客に振り回され、忙しい日々を過ごすうちに靖子は徐々に自信を無くしていく。

そんな時、ハリーとメロロンカップルにも不穏な空気が流れだし…。


感想

途中まで、ダラダラとした雰囲気を感じて読んでいたのですが、
先輩から靖子が指摘される「中途半端さ」を感じさせるためだったんだなと思います。

関わる人みんなに気を使ったり、アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃとすべて頑張ってるんだけど、気がつくとなんだかワンテンポ遅くて上司から指摘されて。
ちょっと自己犠牲に陥って、「どうせ私はこの程度」
合コンの日程を決めるのも「決まった日でいいよ」という靖子。

仕事でやりがいとか、達成感とか感じることって自分を取り戻すきっかけになるのかなと感じます。

淡々と進むお話ですので、ハラハラせず読めます。

また結婚式しようかなと思ってる人にもおすすめかも。

私も結婚式の気持ち、思い出しました。
蔵のある結婚式場で結婚式をしました。結婚式を重視する人もいると思うので、そういう人たちにとっていい思い出になる式に関われるお仕事っていいなと思います。

#ウェディング #読書感想文

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