第6章 ヴィッキーさんの忍耐と待機
23 マヨルカ島一九七三年に、新たな「天のひと突き」がありました。
休暇でマヨルカ島へ出掛けていたときのことです。
そこは、一度ならず私が不運に見舞われたところで、そのとき私は、重い冠状動脈血栓を起こし、心臓の機能のほとんどを失い、危うく命を落とすところでした。
三、四日、生きるか死ぬかの戦いをしている間、マーガレットは病院で辛抱強く付き添ってくれました。
徐々に私は持ち直し、飛行機でイギリスに帰って、地元の病院でさらに治療を受けることになりました。
『オーラソーマ 奇跡