大助うどんを食べると、口の中から楽しい音楽が聞こえてくる。
こんにちは。福岡でフリーランスをやっている酒井です。
デザイン、企画、ライティング、なんでもやっちゃいます。
さて、先日は我が家からほど近い「まことうどん」のカレーうどんについてかかせてもらいました。
となると、ここの師匠筋にあたる「大助うどん」も紹介しないわけにはいかないでしょう。大助うどんは「福岡の愛されるうどん店」としての風情が本当ににじみでるような店舗。見てください、お店の入り口のこの雰囲気。
ワビサビを感じるような昭和の雰囲気よ。こんなに味がする店の入り口、なかなかないでしょ!
入り口に止まっているお客さんの車が軽トラってあたりが、もう地元の行きつけ店であることを物語っています。食べる前から期待感をふくらませてくれるじゃないですか。ねぇ。
今回は、人気NO.1の「ごぼう天うどん」と、オリジナルメニューである「どんちゃん」をいただいてみることにしました。
うどん+ちゃんぽんで「どんちゃん」だそうです!
軽やかなすすり心地のうどん。細切りごぼうも一切のストレスなし!
大助うどんさん、まことうどんさんの師匠にあたるお店ですから、とにかく「すすり心地」が気持ちいい。細麺の良さは優しさですよね。
スルスル〜つるんっ!ってそのまま胃の中にストンと落ちていくようなうどん。そして、細切りのごぼうもそのすすり心地を一切邪魔しないんですよ。
ごぼうって基本的に噛まないといけない野菜だと思うんですが、ここのごぼう天は、うどんをすする途中の休符にちかいというか、なんかリズム感をよくするような感じを受けるんですよ。
するするーシャキッ、するするーシャキッ!!
みたいな感じで、リズム良くうどんをすすれるというね。静かにうどん食べているのになんかこう良い音楽を聴いている感じになっちゃうんですよ。面白くないですか?
あと、スープがとにかく上品。牧のうどんの時は「ダシ」が主役だ!みたいなことを書きましたが、
大助うどんに関しては、「麺」が主役のような気がする!
あまり主張が強くない、とはいえ、うどんを気持ちよくすすれる主張が強すぎないダシのおかげで、するすると食べれちゃいます。
「どんちゃん」はお口の中で、どんちゃん騒ぎよ。
で、大助うどんのオリジナルメニュー「どんちゃん」の方はというと、また麺が違うんですよ。
ごぼう天うどんは平べったい細麺だったんですが、こちらはいわゆる、ちゃんぽん麺のようなちょっと丸い麺。そして、熱々に炒めた具もワサっと乗っかっている。あと、でかい。
もう、啜るというよりも、ワシワシと食っていくタイプなんですよ。本当に同じ店のメニューか?!!って突っ込みたくなるくらいタイプが違うんです。
ただね。食べてみるとやっぱりベースのスープが上品だから、ストレスなくバンバン食べれちゃうんですね。これが。まずうまいのがやっぱり麺。
モッチモチの麺と一緒に持ち上がるシャキシャキの野菜と、噛み締めたくなるイカゲソ!
モチ!シャキ!カミカミカミ…からの、かまぼこのフワ!
これまた口の中が楽しくなっちゃうんですよ。オーケストラなんですよ。口の中が。食べれば食べるほど、こんな食感まだ隠されてたの!どんちゃん!って驚くんですよ。熱々で上アゴやけどしちゃってるに、アツアツが一番おいしいのわかってるから、その瞬間を脳裏に叩きつけるために止まらないんですよ。ハシが。危険です。危ないです。どんちゃん!!中毒性がやばすぎる!
「うどん」って一口に言いますが、もう大助うどんに関しては麺で新しい音楽を作曲しているのでは…と思うくらい楽しくなっちゃうんですよ。食感が。
美味しい=楽しいっていう新しい方程式が僕の中で爆誕しちゃいました。
本当に楽しかったです!!