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牧のうどん「なめこぶっかけ」の喉越しの良さはタピオカを超えた。

こんにちは。福岡に移住してフリーランスをしている酒井です。
牧のうどんが好きすぎて、バイトに応募しようか悩む日々です。

「卵をかけると、なんでも美味しくなる説」
あるじゃないですか。

熱々のご飯にかけるだけでごちそうになりますし、焼きそばやカレーに乗っかってくると「格」が上がる。

あとサラダなんかに温泉卵が乗っかってくると、完全食みたいに言われたりもする。

もちろん「うどん」にだってめちゃくちゃ合う。
なんてたって、牧のうどんには持ち帰り専用の「卵かけ醤油セット」があるくらいだ。

ただ、牧のうどんには「ぶっかけ」というメニューがあるんですよ。
まぁ、どのうどん屋さんにも大体ぶっかけはありますよね。温玉ぶっかけとか。

しかし、牧のうどんには、ただの「温玉ぶっかけ」はメニューに無く、「なめこぶっかけ」なんです。

なめこぶっかけうどんは飲み物だ。

「なめこ」をあえて押してくるスタイル。
きっと牧のうどんのことだから、試行錯誤の上の選択に違いないんです。

今までどのメニューを食べても裏切られたことがない信頼と実績があります。

と言うわけで、頼んでみました。「なめこぶっかけ 580円」がこちら。

黄身が…黄身が眩しすぎるッ!!
その周りには、なめこと揚げ玉、そしてネギというシンプルな構成。
脇にはぶっかけ用のつゆだしが入っています。

実は、こいつを頼む前、ちょっと迷ったんですよ。
だって、このうどんを頼んでしまったら、牧のうどんの、あの極上スープが飲めない…。
そんな罰ゲームありますか!

と勝手に感傷にひたっていたんですが、まぁ、世の中トレードオフです。

スープか、ぶっかけ。

どちらかしか選べない。両方食べても良かったんだけど、浮気は良くない。
一日一うどんに留めておくのが、やはり牧のうどんとの正しい距離感だとおもうんですよ。大人ですから。

そして、おそるおそるつゆだしを丼にかけると…

結構、つゆたくさん、入ってる!!
こいつを…

まぜまぜ…

この「かき混ぜる」という至福のひと手間。なんでしょう。
幸せな時間の作り方って色々あると思うんですよ。

生きている中で、そのことしか考えられないほど幸せな時間ってあるじゃないですか。
「ぶっかけうどんをかき混ぜる」時間は明らかにその先にある幸せを感じられるんですよね。うれしいなぁ。

よく混ざったところで、恐る恐る口に運んでみると…甘い!
つゆだしが卵にベストマッチして、甘旨い!!

そして、噛む前につるんストンと喉の奥に入っていくのが気持ちいい〜。
これ、なめこが入ったことによって、完全に丼全体の具がトゥルントゥルンに、もつれこんじゃってるんですよ。

一つ一つの具材が確認できないくらい、シェイク状態になっていると言いますか。

丼のを口につけて、ズルズルっ。食べるっていうよりも「飲む」っていう行為に近い。そして、ストンっと喉を通る時の気持ちよさよ。

正直、太いストローがあったら欲しいくらい。感覚的にはタピオカミルクティー飲んでいるのと変わらない!

そんな感じだから、一瞬で無くなりました。
食べたら無くなるのは当たり前ですが、あまりに一瞬の出来事でびっくりした。
目の前でうちの小学生の娘がマクドのチキンナゲットを食べていたんですが、彼女が3つナゲットを食べ終える前に、うどんがなくなった。

体感としては30秒くらい。
幻…だったのか…?

いや、でも、ちゃんと僕のiPhoneの中には写真が残っているんですよ。
正直、僕の満腹中枢も状況が飲み込めないらしく、まだまだ食えるぜ!って言ってるような状態でご馳走様をしてしまいました。

牧のうどん…またやってくれたなぁ。永遠に食える飲めるうどんを作ってくれましたよ。
ただ、これ、ハマると確実に太りそうなので、ご注意を。なめこぶっかけは用法・用量を守って正しく使いましょう。


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