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牧のうどんの大盛を食べ切るのは、マラソンを走り切る感覚に似ている。

こんにちは。福岡でフリーランスやっています酒井です。
デザイン、撮影、取材、宴会芸までなんでもやります。お客様が大好きです。

さて、先日、牧のうどんの素晴らしさを全身全霊で書かせてもらったんですが👇

その中で「大盛りを頼む人は満腹中枢がおかしくなっている」的なことを書いたんですね。

ただ、実は僕、牧のうどんで大盛り頼んだことなかったんですよ。大盛りバージンだったんです。これ、大盛りをいつも食べている人に対する冒とく行為に近いと思って深く反省したんですね。

というわけで、やっぱり牧のうどんを愛するものとして一回食べておくのが礼儀ってもんだろう。と思い、家族で牧のうどんを食べに行く機会があったので、頼んでみたんですよ。挑戦です。

それが、以下の写真です。


左・普通もり、右・大盛り、両方とも「たまご」です。

「たまご」って頼んだのに、おあげとわかめも入っていてお得なんですね。普通もりで450円、大盛りで520円。

じゃなくて、サイズ感!!ちょっと差がありすぎる!!
写真で見ても明らかにわかるでしょ、このサイズ感の違い。
+70円で大盛りにできるんですが、もう大盛りというよりもメガ盛りに近いんですよ。どこまでも儲け度外視の牧のうどんさん。本当に恐れ入ります。

180cm75kgの僕ですら普通盛りでお腹いっぱいになる量です。うちの6歳の娘とシェアするつもりで大盛りを頼んだんですが、大盛りを見た瞬間に覚悟しました。これは、命を燃やしてチャレンジする必要があると。
ちなみに、麺の硬さは「やわ、中麺、かた」の三段階があるんですが、僕は安定の「やわ」。
「やわ」麺は放っておくと、どんどんスープを吸っていくという恐ろしい性質がありますから、一瞬でも気を抜くと逆にうどんに体ごと飲み込まれる恐れがあります。命懸けで食べなければいけません。

この日はわざわざ福岡までウチの両親が遊びにきてくれたんですが、そこに気を遣っていては殺られます。それどころではありません。


家族団欒の中、大盛りうどんと対峙している44歳の僕。

うどんをすすってもすすっても、そこからうどん。伸びるうどん。無限うどん。
いや、正直、幸せなんです。幸せなんですよ。ずーっと牧のうどんの美味いスープを味わえるこの幸せ。多分、赤ちゃんの時におっぱいを飲んでいる時もこんな気分だったんだろうなぁ。美味いものをずっと啜り続けられるってこんなに多幸感に満ち溢れたものだったんだ。

という、気分も束の間。だんだんと体からじわりじわりと汗が流れてきます。そう、うどんは熱いのです。そして、まだまだ真夏の陽気が残る9月のイオンマリナタウン店のフードコート。空調の効きは微妙。

そんな中、多幸感に満ち溢れて汗びしょびしょになりながら、うどんを啜っている40代中年男性。
汗をかきすぎて、Tシャツだけでなく、ズボンにもその汗は滲み出ている。
不用意にたちあがったら、あいつ漏らしているんじゃないかというくらい汗をかいてしまっている。

でも、幸せなんですよ。牧のうどんを啜っている時は「生きてる」って感じられるんですね。日頃の悩みや心配事は頭から消え失せ、フードコートの雑音も耳に入らない。うどんと僕だけの精神の時の部屋。真っ白な世界観が広がるんですね。大盛りの良さはこの時間をさらに延長できることでしょう。

そして、気づいたら、なんと完食していたんですよ。
44歳の僕でも大盛りを完食できたんですよ。あぁ、僕でも完走できた。マラソンを走り切った時に近いよ。この感覚。安堵感と達成感。気持ちいい。

なんとか食い切った。もちろん美味しいスープは残さない。

そして、この後、家に帰って、畳の部屋で横になって寝ました。
戦い終わったあとに、扇風機の風を浴びながらぐっすりと眠る昼下がり。

いや、これ本当に最高に気分いいんです。

こんなに充実している休日、なかなかないでしょう。
もし忙しい日々の中で、頭空っぽになりたい。今日は休みたい!ということがありましたら、牧のうどんに行きましょう。大盛り頼みましょう。深い達成感の中、昼寝しましょう。これ以上に爽快感を得られるスポーツ他に知りません!

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