いつもそこで待っててくれる。

プロローグ


すっかり寒くなってきまして、いつもならしっかりとした体勢で映画を見るんですが、ついつい布団を被りながらぬくぬくと見る季節になって参りました。
季節にあった作品を見たいですね。そろそろ冬に見るべき映画でも調べてみよう。

こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。


「おくりびと」 (Netflix)


本木雅弘さんが納棺師を演じているという部分しか存じ上げず、それ以外になんの知識も入れていなかったのですが、思っていたよりも重々しい作品ではなかったのがとても印象的でした。
重々しくないからこそ、嫌な気持ちにならずに見られるし、でも重々しくないからと言って決して軽いとか薄いわけではなく、しっかりメッセージも込められていて良かったですね。

色々言いたいことがなくはないけど、やっぱり邦画はこういう方が好きですね。
たまにはこうやって、名作と言われている邦画を見てみるのはアリだと思うよ?、と自分に言い聞かせました。



「オーシャンズ12」&「オーシャンズ13」 (Netflix)


シリーズが続き、キャラが増え、そうすることでまた登場させることも出来る。
連続物ならではの良さですよね!

僕も毎週日曜日に臀物語なる連作を書いてまして、もうなんだかんだで100話を超えるわけなんですが、話を続ければ続くほど登場人物の設定が作られていき、キャラが深まっていく感じがするんですよね。
はじめはペラッペラだったその人物が徐々に重厚になっていって、どんどん一人の人間として生きていくというか。
キャラが自動で喋り出すなんてことは聞きますけど、まあ当然僕はまだその境地までは達してませんが、この人ならこう話すだろう、みたいなのが自然に出てくるようになるんですよ。

とりあえずこれにていわゆるこのメンツが出てくるオーシャンシリーズは完結ということで、非常に残念な反面、それもまた良き。
見返せばいつもそこにオーシャンズはいるってことで。


「ドアロック」 (Netflix)


韓国発ホラー映画ということで、結構ちゃんとドキドキできて良かったですねー!
こういう映画観ると、結局人が一番怖いよね、みたいな感想しか出てこないのあれですけど、仕方なしw

こういう映画で時々あるのが、なんでそんな行動とるの!、っていうやつね。
いや警察呼べよ、周りに助け求めろよ、ってなることあるよね。まあパニック状態だから仕方ないと言われればそれまでなんですが、どこにいっても最低限の冷静さは保ってて欲しいもんです!
映画とかだと話的にそっちの方が良くても、ちょっとイラッとして来ちゃうのよね。でも話的には必要だろうし、難しいラインよ……
必要以上に長いのも、変すぎる行動もダメだけど、面白いと思ったらそう作りたくもなる。想像して創造するとは、何ぞや?


エピローグ


以前も何かで書きましたが、実写の作品って結局どこまで続けていくか難しいですよね。
キャストの俳優さんは確実に歳を重ねるわけで、それは魅力でもあり、一つの壁でもある。
キャストを変えるという英断もまた。
その分、本だったりはそういうところはないのでいいですね。
でもあれだ。書き手が歳をとり、時代の変化に取り残されることもある。

歳を重ねることは美しくもあり、儚くもあるねえ。

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