第8感 オーク・マッケンジーと火竜の秘宝

2022年春、中学時代の友人から一通の連絡が来た。

「ポケモンカードやろうぜ!」

この一言が僕の人生を変えた…ほんの少しだけ。

1994年生まれの僕はポケモンと一緒に育ったと言っても過言ではない。
ゲームボーイは持っていなかったため、はじめてプレイしたのは金版だったが、それでもアニメは1話から見てたし、ポケモンのグッズもよく買ってもらったし、親曰くカタカナもポケモンで覚えたとのこと。
そんな中でも僕が特に集めていたのが、ポケモンキッズという食玩と、ここ数年何かと話題のポケモンカードだった。

食玩のポケモンキッズという指人形については、ここ最近、手探りで当てるという誰得企画をやってYouTubeにあげたので、良かったら見てください。



 本題のポケモンカードの方に進もう。
僕は小学校の頃から電車通学だったため近くに友達はおらず、ポケモンカードを集めてはいたが対戦したことはほとんどなかった。
たまに三つ下の弟を相手にそれっぽいことをやってはみたが、正直ルールも何もなく、よく言えばオリジナリティに溢れた遊びだったと思う。
そんな環境だたこともあり、中学生くらいの頃に友人と多少遊戯王をしたことはあったが、あまりカードゲームは通ってこなかった。
だから初めに友達からポケモンカードの誘いが来たときは少し躊躇いもあったが、それでもそれなりにコレクションはしてあるので、やろう、という話になった。
しかし現実はそう甘くない。

今のポケモンカードにはレギュレーションというシステムがあり、ざっくり言うと、発売から二年以内くらいのカードで戦うのが、基本スタイルだった。
そのため僕の持っていたほとんどのカードは当時の環境では使えず、改めて買いそろえるしかなかった。
一年くらいは一緒に遊んでいたが、友達の転勤、そもそもポケカが入手困難という実情、そして正社員と売れない芸人によるデッキパワーの格差などにより、自然とフェードアウトしていった。

当時ポケモンカード関連で一本だけあげた、ポケモンセンターの抽選で見事勝ち取った「イーブイヒーローズ」の開封動画がこちら。



 しかしその友達としても、せっかくならカードゲームで対戦したかったのだろう。
 ある日、こんな提案をしてきた。

「蟲神器(むしじんぎ)やろうぜ!」

 このカードゲームは、あの百円ショップのダイソーで販売されている虫で戦うカードゲームなんです。
 いわゆるトランプやUNOといったカードゲームではなく、トレーディングカードゲーム。
 デッキも売っているし、パックだって販売してます。
 しかもデッキもパックも1つ税込み110円ということで、それなら始められるかも、と友達と一緒にダイソーへ行きました。
 しかし一つだけ懸念点が。俺、虫嫌い。

 そんな思いを胸に秘めたまま売り場へ向かうと、蟲神器、の横で輝くものが。

 その名も、「イジンデン」。

 これも蟲神器同様、ダイソーで販売されているカードゲームだったんですが、これは名前からもわかる通り、偉人がモデルになってるんですね。

「え、虫嫌いだしこっちの方がよくね?」

 友達もまだ蟲神器を始めていたわけではなかったので、二人でイジンデンを始めることにしました。
 これが蟲神器同様、デッキもパックも1つ税込み110円なんですが、面白いんだ!
 それから僕と友人はこのイジンデンで対戦するようになりました。

 今までにパックの開封動画や対戦動画など、何本か動画を上げていますので、是非ご覧ください。
 またそのうちに対戦動画撮りたいな!


 定期的に会っては友人とイジンデンをするようになった僕でしたが、これまでポケカで培ったものも発揮したわけです。
 じゃあどうするか。今まで買ってきたスリーブとかマットを使うしかないでしょ!
 ということで、ポケカのスリーブ、ポケカのマットで、なかなか見慣れないイジンデンというカードゲームをプレイすることになりました。

 でも、やっぱりポケモンは好きなわけです。
 なんならポケモンカードのお金をかけなくなった分、他の面でポケモンにお金を使いたいわけです。
 その結果考えたのが、ポケモンのスリーブ(公式にはデッキシールド)を集める、です。
 正直ポケモンカードは、最近ポケカバブルが弾けて買いやすくなったとはいっても、まだまだ高いのが正直なところ。
 しかしスリーブは、もちろんこっちにもえげつないのもありますが、割と何とかなるのも多い!
 ということでここ最近は、一番好きな子供の頃からのヒーロー・リザードンのスリーブを集めたりしているのです!
 と言ってもこれもつい最近始めたためまだまだなのですが、これからも見つけたら無理ない範囲で買い集めていきたいな、と思っております。
 まあだから今回のタイトルが「オーク=マッケンジーと火竜の秘宝」なんですね。
 火竜の秘宝、ってのがリザードンのスリーブです。
 ちなみにオーク=マッケンジーというのは小林尽先生が書かれた名著「School Rumble」の主人公・播磨拳児と名前がよく似たハリー・マッケンジーというキャラがいてですね……すみません、これは長くなりそうなのでまた今度。

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