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「哲学対話」を体験してみませんか?
こんにちは、おあです🤗
小学生の3人たちは ホームエデュケーションを選択しています✨
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるnoteです📒
今回は、「哲学対話を体験してみませんか?」 というお誘いです🖋
■哲学対話とは
みなさん、「哲学対話」ってご存じでしょうか??
「哲学対話」は、90年代にフランスで始まった❝草の根活動❞です☘️
日本では、東日本大震災をきっかけに、「哲学カフェ」という形でさまざまな地域で行われるようになりました☕
この「哲学対話」というのは、❝答えのない問い❞について、みんなで対話をしていく場です。
日常にある不思議や疑問を「問い」として立てて、 考えたことを「言葉」にして伝えたり、他人の「考え」を聞いたりしながら、 お互いの「思考」を深めたり広げたりしていく❝プロセス❞です🤗
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■会話と議論と対話の違い
「対話」と似た言葉に、 「会話」や「議論」という言葉がありますけれど、これらは全て異なるものです。
まず、「会話」。
会話の目的は❝関係構築❞です。
気晴らし、暇つぶしの役割も果たします。
話すテーマは何でも良くて、表面的です。
脈絡も結論もない気楽なお喋りです。
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次に、「議論」。
議論には、明確な目的があります。
それは、「決定すること」「結論づけること」「解決すること」。
議論にはもちろんテーマが決まっていて、論理的です。
お互いの意見の合意点や相違点を明確にし、結論を導く真剣な話し合いです。
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対して、「対話」の目的は「思考」「理解」「尊重」です🙌
話すテーマは決まっていて、本質的です。
自分の内面を掘り下げて、お互いの価値観を理解し合ったり、新しい見方や考え方に出逢う場です。❝ 探求の共同体❞とも言われます。
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■哲学対話との出逢い
私が「哲学対話」に出逢ったのは、Eテレの「Q~子どものための哲学」という番組でした📺
今は「NHK for school」というサイトで観れます👇
番組では、小学3年生のQくんとぬいぐるみのチッチが様々なテーマで対話しています🤗
「なんで勉強しなくちゃいけないの?」
「便利って本当にいいこと?」
「死んだらどうなるの?」
「なんでお母さんはいつも怒るの?」
「なんでうんこでみんな笑うの?」
などなど・・・。
これがとっても面白くて✨
早速、我が家でも親子で❝哲学対話❞をやってみました🤗
我が子ながら、「え~‼️そんなこと考えてるの?」 とか「へぇ💡そんな見方ができるんだ!」って、たくさんの気付きを得ることができました👍
・・・それで、これは自分の家族だけでやっていてはもったいないし、物足りないよねと。
もっといろんな子たちとやりたいなと思うようになったんです✨
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■対話の重要性
以前、こちらの記事にも書いた通り👇
私は、今の学校に必要なのは「対話」だと思っています。
それは、子ども同士の対話であったり、先生と子どもの対話であったり、先生と先生同士の対話であったり、先生と保護者の対話であったり・・・。
翻って私たち大人、対話できてます?😅
大人の私たち自身、対話が足りてないですよね?
そもそも私たち大人が全然対話できていないのに、「子ども哲学」だなんて、おこがましいですよね💦
「子どもに対話を!」と思うのであれば、まずは自分たち大人のための「対話の場」をやらなくちゃいけないなと思うようになりました🙇
私たち大人が❝対話❞できるようになって初めて、「子ども哲学」への道も開かれていくと✨
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■分断と対立を超えて
・・・ところで。
私自身が団塊ジュニア世代、つまり、就職氷河期世代でした🥲
私たち就職氷河期世代は、社会に出る最初のスタート地点からいきなり分断されてしまった棄民世代なのです😣
まず、学校を卒業して就職する時に、「❝正規採用❞だったのか、❝非正規採用❞だったのか。」
・・・から始まって、次に、「❝結婚❞できたのか、できなかったのか。」
そして、「❝子ども❞を産めたのか、産めなかったのか。」
さらに、同じ子育て世帯同士でも、 「母親が❝ワーママ❞なのか、❝専業主婦❞なのか。」
「 夫は、家事育児に❝協力的❞なのか、❝協力的でない❞のか。」
・・・これでもか‼️っていうぐらい、分断の分断の分断な世代なんですよ😣
あとなんでしたっけ?年収960万?かなんかで、児童手当がもらえるとかもらえないとか、高校も無償化になるとかならないとか・・・。
もうややこしいったらありゃしません💦
もう、どうするの、これ⁉️
こんなんじゃ誰とも繋がれない・・・😫
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極めつけは、コロナでした😱
ただでさえ分断しきった私たちに刺されたとどめが
「❝マスク❞をつけるのか、つけないのか。」
「❝ワクチン❞を打つのか、打たないのか。」
凄まじかったですよね💦
マスクするしない、ワクチン打つ打たないで、私の身近でも分断と対立だらけでした😱
私たち、どれだけ分断と対立をすれば気が済むの😫
この状況、いったいどうしたらいいの😨
これでは共に同じ社会を生きていくなんて無理じゃない⁉️
しかも、こんな分断と対立まみれの社会で育つ子どもたちに向かって、偉そうに❝インクルーシブル教育❞がどうとか、❝ダイバーシティ❞がなんだとか。 白々しいったらありゃしませんよ🥶
「どの口が言う?」ですよね💦
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■哲学対話との出逢い
そんな途方に暮れる中、たまたま知ったのが「NVC(※)」でした🙌
(※)NVC(=Nonviolent Communication)とは「非暴力的共感的コミュニケーション」のこと。
アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ氏が提唱した❝コミュニケーション手法❞です。
こういうNVCを勉強してみたり👇
2021年に出版された「LISTEN~知性豊かで想像力がある人になれる~」 (篠田真希子さん翻訳)という書籍にも大変感銘を受けました👇
どうやら、世界に溢れる分断や対立を乗り越える方法として、「対話」だとか「聴く」というアプローチが有効らしいと知りまして😯
そこから、「哲学対話」というアプローチに辿り着いたのでした✌️
こういう「哲学カフェ」、全国あちこちで開催されていまして👇
オンライン開催もたくさんあったので、私もいくつか参加してみたところ・・・。
これがとても良かったんですよ~👍👍👍
その日初めて会った人で、しかもその会が終わったらもう2度と会わないような人なのに、対話を通して深いところで理解し合えたような感覚を抱いたんですね✨
例えば、最近「コミュニティカフェ」なんて言って、人と人とを繋げる場ができていますけれど。
私はそういう場で、❝誰かと繋がれた❞と感じる経験が持てなかったんですね💦
少しお喋りしたぐらいでは、他人と❝繋がる❞なんてできなくて当然なのかもしれませんが。
繋がるなんて、そう簡単なことではないなと。
人と人とが繋がるには、なんらかの❝仕掛け❞が必要だろうと。
そして、それはまさに「哲学対話」ではないかと、行き着いたわけなんですね🤗
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この哲学対話には、「ルール」があります。
つまり、❝構造化された場❞なのです。
対話が成り立つ❝仕組み❞がデザインされているのです。
だから、初対面同士でも安心して対話を深めていくことができるのです。
私は、あちこちの哲学カフェに参加する中で、やっぱり自分の住む地域でも実現したいと思うようになりました✨
そしてもし、自分の地域でやるのならば、どんなに多くても10人ぐらいの少人数で、絶対に❝リアル❞の場にこだわりたいと思いました。
オンラインの哲学対話の会なら、いくらでも他でやっています。
それに、オンラインはどうしても❝議論❞に陥りやすい傾向を感じたからです。
自分の住む地域に、年齢や性別や肩書といった垣根を超えて、いろんな人たち同士で対話をする場が欲しい‼️
そんな想いを伝えたところ、自治体職員の方が理解してくださり、協力してくださることになりました🙌
本当に有難いお話です🙇ありがとうございます💕😭🙌
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そんなわけで、2024年から3か月に1度、哲学対話の会を定期開催しております✨
場所は、東京多摩地域になります。
参加ご希望の方、メールをお待ちしています📨
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次回は、地域で開催している「哲学対話の会」の、具体的な中身をご紹介していきますのでお楽しみに👍
お読みくださりありがとうございました🤗
また次回お会いしましょう✨
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