不登校の息子と家族を救った、医師の話 〜 その3. K医師との出会い 〜
「まさか、自分の人生に、こんな景色をずっと見てる時間があるなんて、想像したこともなかったなぁ。」
畑の一角に建てられたトタン貼りの小屋の壁の前に、無造作に植えられ伸び放題に繁ったアカシアの枝を見つめて、夫がつぶやいた。
いま、そういうことを思うんだ。この人は。
夫婦といえども理解できないことは多いものだ。
息子のこともそうだけど。。。
車で片道3時間の診療所とはいえ、今日訪れているK医師の情報を持ってきてくれたのは、夫だった。知人のとある社長さんと話をしていて、実は自分の息