眉について7
こんにちわメイクアップアーティストのTAKEです。延べ人数約4万人をメイクしてきた経験から導いた理論やテクニックを伝えていきます。
また根拠のない事が何かと多い美容業界ですが、科学的根拠も取り入れながら解りやすく伝われば幸いです。
それでは前回の続きとして今回は「3つのバランスと自眉のの関係性について」をお話しします。
前回はどんな眉でもバランス内で完結する事をお話ししました。
何度も言うように、眉は絶妙なバランスで成り立っています。
これは眉だけに限らずメイクのどの部分にも言えます。このメイクの絶妙なバランスの事を私は「イメージとバランス」という独自の理論で解説していますが、ここでは長くなるので割愛させて頂きます。
話を戻すと、その絶妙なバランスは眉の3つのバランスで成り立っています(ここでピンと来ない方は、「眉について1」から読んでみて下さい)。
これに従来眉毛が生えている位置を重ね合わせます。
眉毛の眉頭側は、眉弓骨の内側、解りやすく言うとまぶた側です。そこから生えています。それが眉の中央辺りで眉弓骨の上に乗ってきて、眉山から眉尻側は眉弓骨の上にぬけていきます。この生えている位置は皮膚や筋肉の影響で若干ズレますが万国共通です。要は、日本人のようなアジア系の顔もフランス人のような欧米系の顔も眉の生えている位置は一見違って見えますが、実は全く同じ位置に生えているということです。これは生物学上紛れもない事実なんです。
ここで気付いた方がいるかもしれません。
実は眉はお伝えしたバランスの上に100%必ず生えているんです。100%です!
なので、無理やりバランスを変える意味がないのです。この30年あまりで多くの方から「自分の好きな眉を求めるあまり眉のバランスを悪くして、その後どうしたらよいのか分からない」と相談されてきました。
実は一度悪くなったバランスの眉を元に戻す事はゼロでは無いですが難しいのです。特に眉毛が元々薄い方や生えにくい方は尚更です。ここまでお伝えしても、まだバランスを変えようと考えますか?
今日はここまでです。
次回は、まだいくつかの眉についての内容がまとめきれていないので少し執筆のためお時間頂きます。早ければお盆中かお盆明けにでもお話し出来たらと思っています。