ずっとぬるま湯に浸かっていたい
今日は在宅勤務の日で、午前中はパソコンに向かって仕事をした。仕事といっても単純な入力作業。先日までは、それすらも気分がざわついて集中できなかった。ところが、今日は珍しく集中できた。
〆切が急なものではなかったので、今日完成しなくてもよい内容だ。しかし、思考の癖なのか今日中に終わらせなきゃと躍起になった。
結局、終わったのはお昼過ぎだった。休職前、この思考によってお昼休みを返上し、最終的には睡眠時間をも削った。
集中できるのは良いことだが、無理は良くない。12時までと決めたのなら、その時間も守っていかないと元も子もない。
出勤したときにPCに向かう同期を見て、私も以前はPCにかじりついていたことを思い返した。以前のように戻れるだろうか。あんなに頑張れるだろうか。とても怖い。
正直、仕事でやりがいを感じたり楽しいと感じたりしたことが一度もない。かといって、手を抜いたことだってない。やるべきことはちゃんとやった。でも「この仕事をしてよかったと思ったことがない」なんて職場の人にも仕事相手にも失礼な気がして言えない。ずっとこのもやもやを抱えていくんだろうか。いつか楽しめるといいのだけれど…。楽しくなくとも、モチベーションを維持できる何かを見出せたらいいな。
休職中~復帰後、上司は頻りに「体調どう?」と心配してくれる。「元気になってよかった」と言ってくれる同僚もいる。でも、元気なのか自分でもよくわからない。軽度のパニック症状が出ても、堪えられる程度なので端から見たら元気な人と見分けがつかない。ホームで電車を待っているとき、パソコンに向かっているとき、ふいに「わっ、死にたい」と思っても口に出さなきゃ気づかれない。内容が内容なのでさすがに言えないが。私含め、そんなことを思う人は元気とは言えない気がする。休んで、そう思わなくなればいいね。
今は午前中だけ仕事をしている。午後はほとんど仮眠で終わる。起きているときは読書をしたり映画を見たりして過ごしている。寝ないようにとベランダでコーヒーを飲んでいる時間、社会から切り離された存在になった気がしてほっとする。息をして風の音を感じて街の活気を聞く。死んでないけど、ほとんど人と関わっておらず社会の中で生きていない。
死にたいわけでも生きたいわけでもない、何もしたくない私にちょうどいい生活をしている。正直この生活が心地よくて、ずっと続けていたい。ずっとぬるま湯に浸かっていたい、そんな甘えが続いている。
最近、現実逃避に拍車がかかっている。早く週休3日制になればいいなあ。空飛ぶ車はいつできるかな。バック・トゥ・ザ・フューチャー2では2015年には普及していたのに。火星に住めるようになるのはいつかな。
そんな、取り止めもないことをうだうだ考えて生活している。思いを馳せるのはそこそこにして、とっとと寝ましょう。現実の朝に備えて。