旅とは時間をかけて自分自身と向き合うもの
20/04/2020 夜中のバンコクにて
「旅」とはなんですか?
ときかれたら、あなたはどのように答えるだろうか。
「旅する○○」や「○○の旅」、「ちょっと旅に出てくる!」など、旅はよく目にする言葉だ。
だが、旅とは何か?と聞かれたときに答えに詰まる人がほとんどではないだろうか。
また、「旅行」との違いは何ですか?「観光」との違いは何ですか?という質問に関しても、違う意味なのはわかるが何が違うのかわからないといった状態だろう。
この命題に対して僕なりに考えた答えがあるので、それについて書かせてもらいたい。
旅とは?
結論から書こう。
旅とは時間をかけて自分自身と向き合うもの(経験、体験、時間)である。
こういう答えがない問を考える時は、演繹と帰納的に考えればよい。
そこで、まずは「旅といえば?」という質問の答えをいくつか考えてみよう。
バックパッカー、異文化、冒険、非日常、美しい景色、自然、何もない長い道、、、等々。
次にこれらに共通することを考える。
すると、ほとんどのものが初めてのものであることに気づく。
これは容易に理解できるだろう。
旅に出ると、新しいものにたくさん出会う。
新しい食べ物、新しい言語、新しい人、新しい場所。
今まで触れたことのないものに触れられる。
これらを総じて、「冒険」と呼ぶのであり、「非日常」とも形容する。
では、人が初めてのものに出会ったときには何が起こるだろう。
例えば、転校して初めての日、学校投稿初日の日、初めて会社で働く日。
そんな時、人は困難に出会う。
これも当然だ。
最初は何もわからないからたくさんの困難と出会い、それを乗り越えていく。
困難の乗り越え方は人それぞれだが、それでも共通しているのは、困難を乗り越える時、誰しもみんな自分自身と向き合わねばならぬということだ。
よりかみ砕いて言うと、自分の弱い部分と強い部分への理解を深めるともいえる。
困難とぶつかり、自分の今の限界を知る。
そして、自分自身を改めて認識したうえで、その困難に対する解決策を見出していく。
ここで、最初の答えに行きつく。
旅とは時間をかけて自分自身と向き合うもの(経験、体験、時間)である。
困難と何度もぶつかり、それを乗り越える。
そして、大きく成長できるものなのだ。
旅行との違い
ここまでくれば、旅行との違いもわかるだろう。
旅行は困難など伴わない。
目的地にたどり着くことが大事で、見たい建造物、景色が見ることが大事なのだ。
旅とは明らかに一線を画すものである。
さて、旅について僕なりの意見を述べてみたが、これは一人一人に考えてもらいたい。
なぜなら、人生は旅であり、旅は間違いなく自分を成長させるものだからだ。
旅なしに人生はあり得ず、人生なしに旅はあり得ない。
これを考えることで、より善い人生を歩むことにつながる。
旅とは何か?
少し考えてもらえたらありがたい。
PS
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