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『本当のたばこの話をしよう』

毒なのか薬なのか

国立がん研究センター
片野田耕太 著

私はタバコを吸います。
今の世の中はタバコの有害性をアピールしその存在を認めることはありません。

タバコを吸う人は誰にも迷惑をかけていないと言い、自分の寿命が縮むだけだからほっといてくれと主張します。

タバコを吸わない人は間接喫煙の被害者であると声高に訴え、タバコの煙に眉をひそめ足早にその場を去ろうとします。

普通なら両者とも言い分があるから、となるのですがタバコの話ではタバコに勝ち目はありません。
何十種類の有害成分と発がん性物資が含まれ、ニコチンという依存性の高い猛毒を含んでいるんですから。

この本にはタバコを吸う人への応援や理解は一切無く、タバコの害とタバコ産業がこれまでしてきた情報操作、隠蔽、嘘が列挙されています。
「百害あって一利なし」と言われるタバコ。

読むのが辛かったですけどなんとか読み切りました。

読み切った後でタバコを吸ってしまった自分の弱さが情けない。

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