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福岡で過ごした4年間を振り返る


こんばんは。
最近晴れより雨が好きになってきて、なんだかちょっぴり大人になった気がしている初音です。


ある方から、”初音さんのブレイクスルーはいつか?”という質問をいただきました。
私には大きく分けて3つ、そのポイントがあると思っていて
今日はそれを題材に大学時代(福岡で過ごした4年間)を振り返ってみようと思います。


大学に入る前の私

小中高と生徒会やったり、部長やったりと、俗にいう優等生タイプでした。
みんなの前に立って話をしたり、みんなのためにアイデアを出したり、そういうのが好きで。
人の前に立つことが多かったからこそ、誰にでも好かれ、誰とでもうまくやることが正義だと思っていました。

この価値観は小さい頃から両親が不仲だったのが大きく影響していると思っています。
家にいる時間より、学校で会う友達や先生という存在がとても大きくて、生徒会をやったりしたことも相まって、より多くの人に支持されることや好かれることが自分の中で素晴らしいことだと思うようになってしまっていたのだと思います。
もちろんそれは悪いことばかりではないですが、その分尖った意見は言いづらかったし、みんなのために自分を犠牲にするのは当たり前だとも思っていました。

両親の不仲は、地元岡山から遠く離れた場所で大学生活を送りたいという気持ちも形成しました。そうして入学したのが福岡大学。(他にも理由はあったけどね)


大学1年生の私


ドキドキワクワクの大学生活。
大学に入って、周りの友達を見て、サークルの新歓にもいって、
優等生で真面目にコツコツ努力する人や意識の高い人をカッコ悪いという価値観が蔓延していることを察知しました。
その時弱かった私は、
(人の気持ちを察知する能力が高いことがここではマイナスに働いた)
今みたいに発信することや、自主的に行動することが、
ダサいことかもしれないと思い込むようになりました。
授業はとんで当たり前、チャラチャラ遊ぶのが当たり前、みたいな。
こう見ると環境って恐ろしいですね。
実は大学を辞めようかとも考えました。
思っていた大学生活と違いすぎて、なんのために奨学金借りて、親に仕送りもらって。何やってんだ…と。
それでも当時入っていた野球サークルのマネージャー業は楽しかったので、やめるに至りませんでした。
サークルは楽しかったのですが、大学自体に楽しさを見出せなかった私は、アルバイトを楽しもうと思いました。
ずっとやってみたかったアパレルのアルバイトに挑戦しよう!と。


2年の私


アパレルのアルバイトはとっても楽しかったです。
大好きなお洋服に囲まれて、素材や色味の勉強も全く苦じゃなかった。
アパレルの繋がりで好きな音楽のイベントに行ったり、オシャレな人たちとお友達になりました。

でもまだ、大学自体はそんなに楽しくない。
もうこのままアパレルで就職しようかとも思っていました。笑

2年生はゼミ選びの時期。
アパレル系に強いと聞いた合力ゼミを1次で、軽い気持ちで志望しました。
無事落選。
そこから結構考えました。私は何がしたいのか、どんな大学生活を過ごしたいのか。
そして一人でいろんな研究室を回りました。

杉本先生の研究室では先生とお話しながらボロボロ泣きました。笑
田村先生の研究室では先生に「イノベーションって何ですか?」と聞いて怒られました。
「商学部に1年半いて、そんなことも知らないのか!」と。

で、私それまで優等生だったから(笑)
先生に怒られたことがなくて、帰ってからも田村先生が気になっちゃって。田村ゼミが忘れられなくて2次で応募しました。


3年の私

3年になってゼミで本格的にプロジェクトに参加するようになりました。
自分の努力しているところを田村先生や先輩が認めてくださったことで、「あ、大学でも真面目で頑張ってる人がバカを見ない環境があるんだ」と知りました。
元々の特性もあり、ゼミのプロジェクトのMCをやったり原稿を書いたりするのはとても楽しかったです。達成感もあるし。
そこで自分に合う環境や人と一緒にいることがどれだけ重要なことか気付くことができました。

① 自分は環境によって左右される弱い人間だと認めてあげられた
→自分のために関わる人を選ぶ必要があるし、それは悪いことではないと少しづつ考えられるようになった



3年の後期から4年 就活中の私

3年の後期からちょうどコロナがやってきて、大学の友達やバイトのみんなと物理的に会えなくなりました。
そして、オンライン上でいい意味で意識を高く持って色んなことに挑戦している人に出会いました。
例えば、
・ゼミのOBの方が開いてくださっている座談会の皆さん
・地域で活動されているNPO法人の皆さん
・「がくしゃか」という就活支援コミュニティの皆さん
・2つのオンラインサロンの皆さん
・卒論のヒアリングに答えてくださった皆さん

② コロナによって半強制的に関わる人や自分を取り巻く環境が変わったこと (①が更に強くなった)

就活はこれまでの経験で、「自分に合う環境や人と一緒にいること」がどれだけ重要か気づいたからこそ、妥協して就活を終わらせるのだけは絶対に嫌でした。(自分は環境によっては、落ちるところまで落ちてしまうんじゃないかという危機感があった。)

その思いもあって、一度落ちたどうしても入りたい会社に再選考をお願いしました。
そして、無事採用を勝ち取りました!私を採ってくれた上司好き!


就活後の私

③ 就活で今の会社に一回落ち、再挑戦したこと

私が落ちた選考は、代表との最終面接の後に追加でセッティングされた、グループワークでした。
グループワークは8人が参加していて、4人づつのグループに分かれて行われました。
私はその中で一度落ちているので、グループワークの中で発揮できる力は、一発で受かった同期に比べて劣っているという事実の上で社会人生活がスタートしました。

他にも落ちた学生がいる中で私はもう一度お願いして採用してもらったという事実もあります。私は今でも落ちた学生の顔をはっきり覚えています。
だからこそ、その人たちに恥ずかしくない行動を取りたい。
同期にも、落ちた学生たちにも、「ずるい!」って言われなくない。
「初音さんを採った○○さん、見る目ないよね。」と言われたくない。

そんな思いがあるから、
→周りよりも努力する必要(ほぼ覚悟や使命のようなものだと思う)があると自分に言い聞かせている


これらのポイントから学べること

① 自分は環境によって左右される弱い人間だと認めてあげられた

② コロナによって半強制的に関わる人や自分を取り巻く環境が変わったこと

③ 就活で今の会社に一回落ち、再挑戦したこと


ここから言えることは、弱い自分、恥ずかしい自分を認めてあげることなんじゃないかなと思います。


福岡大学で生きる


福大は同調圧力が結構あるんじゃないかと思います。
社会人になって、大学の外を見てから更にそう思うようになりました。
入学当初の私もそれを察知していましたね。
それでも当時はその圧力に勝てる強さを持っていませんでした。

福岡や九州全体がそうなのかは分かりませんが、
地元に比べると福岡は一人で行動する人がとんでもなく少なく、自分の意見は隠して人の意見に合わせる人が多い印象でした。
これを聞いて「うっ」と胸が苦しくなった人もいるんじゃないでしょうか?
頑張っている人を友達と一緒になって、「うわ、さむ〜」とかって言いながら、見ているんじゃないですか?


恥ずかしいことをいっぱいしよう


この前後輩の就活相談に乗っていて、
「初音さんって本当にすごいですよね」って言われて

イヤイヤやいやいやいやいやいやい、私はぜんっぜん、ぜんぜんすごくないです。
イノベーションって何ですか?って聞いて怒られたような学生ですよ?(笑)

でも強いていうなら、アホで素直だったからこそ、田村先生に
「イノベーションって何ですか?」って聞けたんですね。
それって学生の特権だと思うんです。

今考えると恐ろしいことを聞いているなあと思います。
でも、怒られたことで、「イノベーション」って商学部生なら
知らないと恥ずかしいことなのかと気付くことができました。

実は、研究室で先生にアホなこと聞いて怒られていた私より、
周りにいた、本当は知らないけど「知ってますよー」って顔した数名の2年生の方がよっぽどダサいし、勿体ないことしてるんです。
私は怒られた当人だから悔しくて家に帰ってイノベーションについてめっちゃ調べますよね。
でも他の子達は、「あいつ怒られてたな」くらいにしか思いません。
結局学びが大きかったのはどっちだったの?って考えると明らかですよね。


ってことで、学生のうちは恥ずかしいことをいっぱいするのがおすすめです。
いくら失敗してもいいんですから。いくら恥ずかしいことをしても、後から笑い話にできるんですから。
責任取らなくていいんですから。学生は色んな人から、色んなものから、守られています。だから大丈夫です。

少しでも楽しいって思えることで人の役に立てると良いですね、◎!


このnoteが最後まで読んでくださった方の勇気になれますように。



それでは次回、

福岡で過ごした4年間を振り返る 生活編 
〜第二の故郷があるということ〜

でお会いしましょう。
おやすみなさい。


あとがき


今回のnoteでは両親が不仲だったというお話をちょろっとしました。
家庭環境は自分を形成する大きな要因ですよね。
私はその中でもマイナス要因とプラス要因があると思っていて、

私は小さい頃から家族同士を繫げる役割をずっとやってきていたので、

組織の中で調和する役割だったり、クライアントと社内のデザイナーさんエンジニアさんを繋ぐハブ的な役割は得意だなと思います。
それに、人の気持ちや表情の変化にすぐ気が付き、人に寄り添え、共感能力も高いと思っています。

こんな感じで、皆さんにもそれぞれ育った環境によって形成された価値観や強み、弱みがあると思います。
是非、それを生かしてみてください。


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