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「ポエミ―」の「セオリー」書き方編

旧い知り合いが書いた文章を目にする機会があった。
えらくポエミ―だな、と思った。

僕らは「ポエミ―」と軽々しく言うけれど、
「ポエミ―」っていったい何なんだろう。

どんな文章が「ポエミ―」なのかはわかっても、
「ポエミ―とはどんなものか」と訊かれたら
あまりうまく答えられそうにもない。

最近はこんな感じの日々が続いている。
迷っている。分からない。落ち込んでいる。
答えは出そうにもない。

そう、まだ「今は」。

そうだ、誰かに語り掛けてみよう。体言止めも濫用しよう。
ちょっと感動的なストーリーも織り込んでみよう。

起承転結をつけよう。
最初は落ち込み気味の方がいい。
あとに行くにつれ元気になろう。

文章は中央に寄せた方がいいのかな。
「カギカッコ」も使ってみよう。

とても短い文。同じくらいの長さの文。
二つ合わせたくらいの3つ目の文。

熱い青春を思い出してみよう。
そこからインスピレーションを得てみよう。
「青さ」を全面に押し出してみよう。

無茶したエピソード。皆で頑張ったエピソード。
若さが、情熱が伝わればそれでいい。

自己啓発的な一文も入れてみよう。
もちろんここも青臭く。

大丈夫。恥ずかしがらないで。「僕ら」にはできる。
そう、だって僕らはまだ若いのだから。
なんか高校の文化祭の思い出とかが、あの頃の自分が、
今になってそれを教えてくれた。
懐かしい思い出。あの頃は楽しかったな、なんて。
いまのクヨクヨしてる自分がバカみたい。

決意も書いてみよう。
もう迷わない。
もう挫けない。
僕にはできるんだ。
いや、できるかできないか、じゃない。

ここで、ここから、
「やってやる。」
あの頃の自分はそうやって乗り越えてきたのだから。

そして最後に、この記事をこう締めるのだ。
今、僕は記事を書き終え、梅雨の晴れ間の空を見る。
雲の裂け目から刺す、一筋の日の光。照らすのは僕の未来。

そう、まだ立ち止まってはいられない。

最後の文は、好きな歌の歌詞とか、
好きな小説の一文でも書いて終えようか。

”There is a will, there is a way.”
さあ、頑張ろう。もう一度。

こんな感じの文を、ストーリーとか
noteに書き込んでみよう。
公開する頃の自分は、
きっと満足感でいっぱいだ。

知らんけど。

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意外と「ポエミ―な文の書き方指南書」みたいなものって無いんですね。
なかなか痛々しい記憶が呼び起こされました。
ちなみにヘッダー画像として、なんかいい景色で草原と青空が写ってる
これまたポエミ―な雰囲気とマッチした画像を探してたんですが、
古のWindowsXPの壁紙を使ってみました。
今どきの若い人には伝わらないネタなのかもしれませんが、
分かる人にわかればそれでいいと思っています。


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