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腹膜中皮腫闘病日記 vol.21~腹水メモリアル~


前回のお話はこちら。


無事(?)病名が「悪性腹膜中皮腫」であることが確定し、
2024年6月12日から1回目の抗がん剤治療で入院が決まりました。

さて、6月12日の入院の前に1つ
やらなければならないことがありました。


抜糸です。




腹腔鏡はおへそ+お腹にいくつか穴を開ける手術なので、
当然その穴を閉じるために糸で縛ってあります。

(おへそは糸を使わずに閉じられています)

私の場合、腹水があったのでかなりきつめに縛られており、
それもあって術後の痛みが酷かったのではと思っています。


ということで、ちょっと前後してしまうのですが、
当時の写真を整理したので

どれくらい腹水でパンパンだったのか
腹腔鏡の傷跡がどんなもんだったのか


というのをご覧いただこうかと思います。



こちらは腹腔鏡前の2024年5月5日。


2024年5月17日(デザフェス前日)



2024年5月20日
腹腔鏡に向けて腹水5リットル抜いた後。




2024年5月22日
点滴だけの予定がまだ腹水が多いということで、
全ての腹水を抜いた後。

抜いた直後はまともに歩けず、
この時も直立することが難しかったです。
おかげで大事な打ち合わせも行けなかったです...涙




改めて見てみると、
デザフェス前日とかひどいですね...

よくこれでデザフェス2日間乗り切ったものです笑


そして5月22日のように全ての腹水を抜くと
やはりお腹自体は平たくなりますね。

恐るべし腹水です。



そしてここからは腹腔鏡の後です。



2024年5月29日


退院した翌日ですね。

すでに腹水が戻ってきていて、
お腹がぽっこりしてきています。


そして腹腔鏡の傷跡はこんな感じです。

糸で縛ってあるのがわかるかと思います。

これがね〜、ギッチギチで
内側からは腹水に圧迫されて
本当に痛かったです…


おへそも開け閉めされてしまったので
不格好になってしまいましたが、
今はほとんど元に戻りました。




2024年6月5日

腹腔鏡でのダメージが大きかったんだと思いますが
この時がピークで痩せた時期です。

当時はあまり自覚がなかったのですが、
とりあたまはみるみるガリガリになる私を見て
恐怖を覚えたそうです。

全体的に痩せているのに、
お腹だけ腹水でぽっこりしていて、
明らかに健康な体格ではないですね。



2024年6月9日



2024年6月10日


あっという間に腹水が戻ってきてしまって、
入院数日前にはまたパンパンになってしまいました。


この頃は腹水の溜まるスピードも
癌が見つかった当初よりも数段早まっており、
だいぶ危機感を持っていました。

「本当にあと数ヶ月の命かもしれないな〜」


と、結構本気で思ったりしていました。


きっと癌も進行していたのでしょうし、
そういう意味でも最短で抗がん剤治療のスケジュールを組んでくれた
主治医の先生には感謝しかありません。


のらりくらりやってたらどうなっていたことか…



で、この6月10日は結局我慢できず、
病院に電話して腹水を抜いてもらいに行きました。


腹水を抜きに行くのも面倒ですし、
あと2日耐えて入院時に抜いてもらえるならベストだったのですが、
すでに満足に食事も食べられない状態になってたんですよね。


この状態だと入院前に美味しいご飯をチャージすることすら
ままならなかったのです。


腹水を抜いて動けるようになったおかげで
入院前日と当日は外に出かけて
カフェご飯なり美味しいパンなり食べて
しっかりエネルギーを蓄えることができました。



そしてもう1つ、この頃は癌とは別の症状に悩まされていたので、
次回はそれについても簡単に触れたいと思います。




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