腹膜中皮腫闘病日記 vol.24~抗がん剤の副作用と入院初日~
2024年6月12日
1回目の抗がん剤治療のため入院を開始しました。
入院は6月12日からですが、
抗がん剤投与は13日です。
私が実施する抗がん剤は
・シスプラチン
・ペメトレキセド
の2種類です。
抗がん剤は1回やったら終わりではなく、
継続して投与されることとなります。
シスプラチンは一生のうちに6回までしか受けることができないらしく、
ひとまず3週間に1度入院して2種の抗がん剤を投与×6回行い、
その後は様子を見ての判断ということになりそうでした。
シスプラチンは白金製剤と呼ばれる抗がん剤で
文字通り白金原子を持っています。
そんなものを身体に入れるんですからね、
いろんな反応が起こるわけです。
考えられえる副作用
簡単に副作用についてもまとめてみます。
気持ち悪さ、吐き気
代表的な副作用が気持ち悪さや吐き気です。
もうほぼ100%出てくると言っても過言ではないくらいの副作用ですね。
そのため、抗がん剤投与前から予防的に吐き気止めをドバドバと投与し、
投与後も当然吐き気止めのお世話になります。
それでもやはり完全に防げるものではないんですけどね。
腎機能障害
腎機能に悪影響が出て、尿量の低下やむくみが出ることがあります。
これも結構ポピュラーで、そのため投与前日から点滴で
水分も入れていきます。
併せて、利尿剤も投与されていきます。
骨髄抑制
白血球などが減少してしまい、感染症にかかりやすくなったりします。
これは結構心配されたんですよね。
なぜかと言うと、翌週には名古屋でのクリエーターズマーケット出展があるからです。
感染症にかかりやすい状態になるので、
当然ですが人混みは避けるに越したことはありません。
まさに1番行っては行けないような環境ですね。
とりあたまにも「出展はやめておこう」と言われたのですが、
私は行きたかったので主治医の先生にも確認しました。
「まー、なるべく控えた方が良いですが
絶対に行くなとかそういうものでもないので、
本人が大丈夫そうなら別に問題はありません」
みたいな感じでした。
ドクターストップがかかるなら私も断念せざるを得ませんが、
本人が良いならということであれば行く一択ですね。
可能な限り感染対策をしつつ
翌週の名古屋クリエーターズマーケットには行くことにしました。
脱毛
抗がん剤の副作用のイメージとしては
1番強いのではないでしょうか。
ただ、これも使用する抗がん剤や個人差でかなり変わってきます。
シスプラチンなどはそんなに脱毛確率は高くないみたいですが、
もしハゲてしまっても治療が終わればだんだん戻っていくので
ハゲたらハゲたで仕方ない、という気持ちでした。
このように副作用も色々とあります。
そのほか、発疹や肺障害、下痢や肝機能障害、しゃっくりなど
副作用の出現は個人差が大きいようです。
入院当日にやったことなど
抗がん剤投与は翌日でしたが、副作用に備えるため
入院初日から点滴を2本、
両腕に刺されラクテック注やら生理食塩水やらを
どんどん入れていきます。
これにより、体内のシスプラチン濃度を下げ
副作用を少しでも抑えようというわけですね。
とてもめんどくさい尿量チェック
Twitterでもよく言っていましたが
これがとにかく面倒なのです。
尿量チェックを初日からやらなければならず、
トイレの度に全量をカップで計らなければならないのです。
そして病室に戻ったら何ml出たのか、
時間と量を記入します。
夜中にトイレに起きた時なども当然やらなければならず、
本当に面倒なのです。
しかもですね、尿カップの容量はMAX400mlなのですが、
朝イチなど量が多いときは400mlでは全然おさまりません。
そういう時は途中で
ふんっっっっ!!!
と力を入れておしっこを中断させ、
新しいカップへと持ち替えないといけません。
これがまた面倒というかしんどいというかですね...
とっても嫌なわけなんです。
多い時なんて3カップ必要ですからね。
「別に正しく計らなくても良いのでは...?」
「もう計ったことにして適当な数字を書いちゃおうかな...」
という悪魔の囁きが脳内をこだましたりもしました。
それでも、尿量は大事なことらしいので
観念してちゃんと正しく計測して書くことにしました。(当たり前)
そんな感じで、抗がん剤投与は入院2日目なのですが、
初日からすぐに点滴を刺され
ひっきりなしに何かしらやっている感じでした。
病室も静かですし、なかなかトルネコ3をできる感じではなさそうでした。
ちなみに、入院初日の病院食はカレーでした。
なかなかね、このカレーは美味しかったんですよ。
この時は…
カレーでエネルギーをチャージして、
翌日の抗がん剤治療に向けて早めの就寝となりました。
消灯時間が22時なのでね...、
早く寝ざるを得ません。
次はいよいよ抗がん剤投与です。
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