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【LEGO®︎日記】組織の三層構造

この作品が表しているのは、よく見かける「組織の三層構造」です。

現場のことをよく知っていて、車輪をフル回転させながら仕事を駆動させているのが第一層。

その仕事に乗って、自分の組織以外のことや、将来のことを見渡した上で、進むべき方向を決めているのが第三層。

その間で、第一層と第三層を繋ぐ役割を果たすのが、主に緑色をした第二層です。

私が感じるのは、「果たしてこの3つの層が互いに分かり合えているのか」という疑問です。

私には、第一層は前だけを向いているので、彼らが現場で見聞きし、感じたはずのことが第二層に充分伝わっているのかが心配になります。

ただ、それは第一層ばかりに問題があるわけではなくて、第二層から第一層に向かって、距離を縮めたり連携を強めたりするための働きかけに乏しいように見える点も気になるところです。

また、、第二層の両サイドにある赤いパーツには威圧感があり、第一層から見ると「いつか叱られそうだ」と感じてしまったとしても不思議ではありません。

一方で、第二層から第三層に向かって伸びている「蔦」のようなパーツを見ると、第二層が第三層に対しては、関心と情報を充分送っているように、私には思えます。

だから第三層は第二層の言葉を「真」と受け止めて、自身の意思決定に反映させるでしょう。

しかし、残念ながら第二層の言葉には、第一層が得ているはずの「現場の情報」はあまり反映されていません。

その上、第三層の目線は地面にではなく空に向かっているため、彼らの判断はどんどん現実離れしたものにならざるを得なくなるでしょう。

だから、第三層の判断を受けて動かなければならない第一層は、自分たちが見ているリアルとはかけ離れた方向に向かわされることに失望することになるでしょう。

願わくば第二層が、第一層とのコミュニケーションで、第三層の意向と第一層の意向に折り合いをつけられれば良いのですが、その前に彼らは第一層とのコミュニケーションで「距離を縮めること」から始めなければならないため、期待し過ぎるのは酷かもしれません。

このように、「それぞれが互いの問題を解消しきれないまま動く三層構造」が、組織の本質です。

ここまでの話を読んでくださったあなたは、まずどこから解決の糸口を探そうとしますか?

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※ LEGO®SERIOUS PLAY︎®ではこのように、専用のレゴブロックを使って作られた作品(=メタファー)にストーリーを添えていただきます。

ファシリテーターとしてのスキルアップを図るため、自分の作品をどういうストーリーに包むことができるかを毎日考えています。

ポイントは「完成した作品にストーリーを付けること」であり、「ストーリーに沿った作品を作ること」ではありません。

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