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ボーデン・バレット復帰か⁉スーパーラグビーR3プレビュー②土曜日分

ニュージーランド(NZ)の6チームが、コロナウイルス対策として、クイーンズタウンで活動することになるのが当初の予定では3~4週目までだった。

陽性者が反応が出ていたモアナ・パシフィカは、プラス4週間クイーンズタウンに滞在延長となっったが、感染者が劇的に増えているのに反比例して、NZ政府の規制が緩くなった事により、他のチームは、ホームに戻って活動することになった。
このため、ブルーズ対チーフス、ハリケーンズ対ハイランダーズは、従来の日程通りの開催場所で試合をすることになる。

土曜日分のプレビューでNZチームの試合の見どころを書いていきます。

ブルーズ v チーフス 16:35(NZT)@Eden Park

本拠地がオークランドとハミルトンと、ご近所と言う事でライバル意識が強く、毎試合白熱した試合が行われる。
それは、選手だけでなくファンも同じで試合同様に応援も、近くにいる敵のチームのファンに嫌味を言い合いながら(じゃれ合いながら?)盛り上がるこのカード。
チーフスのホームグラウンドのFMG Stadium Waikato(旧ワイカトスタジアム)でのチーフスのファンのブルーズファンに対してのヤジは結構すごい。

残念ながら引き続き無観客での開催になりファンもがっかりか。

ブルーズのメンバー

上記のTwitterがブルーズのメンバーですが、写真のみ。

1. Alex Hodgman 2. Kurt Eklund 3. Nepo Laulala 
4. Luke Romano 5. Josh Goodhue 
6. Tom Robinson 7. Dalton Papalii
8. Hoskins Sotutu (25)
9. Finlay Christie (19)
10. Harry Plummer (45)
12. Roger Tuivasa-Sheck 13. Rieko Ioane 
11. Caleb Clarke                             14. Mark Telea 
15. Stephen Perofeta
16. Ricky Riccitelli 17. Ofa Tuungafasi 18. Marcel Renata
19. Sam Darry 20. Adrian Choat
21. Sam Nock 22. Beauden Barrett /Zarn Sullivan 23. AJ Lam

⑦D・パパリィイが入ってますが、先週は、オールブラックスの選手の課せられる休養の一環か(試合に出ていても、途中で代えられたりもする)

前週、インターセプトされたパス以外のプレイは良かった、Z・サリヴァンと代わって⑮S・ペロフェタが先発も興味深い。

そしてベンチには、ボーデン・バレットが入ってる!
脳震盪の影響で3週目以降から噂されていて、予定通りに3週目から出場か。Z・サリヴァンの名前も同じ欄に入れているので当日の判断になりそう。
NZのテレビのニュースでは、元気そうなB・バレットの様子があったのでおそらく大丈夫かと、そう思いたい。
いよいよボーデンが戻ってきてブルーズBKがクルセイダーズとまともに戦えることになるかも知れない。
その他のメンバーは、ほとんど変わりない。

先週の当初のメンバー発表には、A・イオアネが入っていたが、直ぐに変更になって外されていた。
ラジオのニュースを聞いてると怪我をしてしばらく離脱するようで、直ぐには戻ってこれない感じか。6番にはトム・ロビンソンが居るから安心だが、優勝を目指すには早期で戻ってきて欲しい存在だ。

チーフスのメンバー

1. Aidan Ross 2. Samisoni Taukei’aho 3. Sione Mafileo
4. Josh Lord 5. Brodie Retallick
6. Tupou Vaa’i 7. Sam Cane (cc)
8. Pita Gus Sowakula
9. Brad Weber (cc) – 100th Match
10. Josh Ioane
12. Quinn Tupaea 13. Alex Nankivell
11. Etene Nanai-Seturo14. Shaun Stevenson
15. Chase Tiatia
Reserves:
16. Bradley Slater 17. Ollie Norris 18. Angus Ta’avao
19. Naitoa Ah Kuoi 20. Kaylum Boshier
21. Xavier Roe 22. Bryn Gatland 23. Anton Lienert-Brown
Unavailable for selection
:
Luke Jacobson, Gideon Wrampling, Kaleb Trask,
Mitch Brown, Reuben O’Neill, Simon Parker.

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前回の試合で先発に名前がなかった①A・ロス、②S・タウケイアホ(上記、写真)の昨年チーフスのスクラムを支えた二人を入れてきた。

ロックは、開幕戦で凄さを見せつけたB・リタリックは据え置きで、相棒は昨年途中にサプライズでABsに呼ばれたJ・ロードが先発に入った。

開幕戦で負傷したL・ジェイコブソンの代わりに、本職はロックのT・ヴァアイを6番に抜擢してきたのは、興味深い。走力があるので6番でも通用しそで、何気にやってくれるのではないかと期待している。

その他のルースフォワードは、開幕戦で良いパフォーマンスをした⑦S・ケーン、⑧P・G・ソワクラで据え置きでT・ヴァアイとの連携も注目したい。

開幕戦ベンチスタートだったB・ウエバーは、先発で100試合目をお祝いすることになった。

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ミッドフィールドの二人は据え置きで、ウイングは、昨季活躍したE・ナナイ・セトゥロを11番に入れ、開幕14番のS・スティーヴンソンは据え置き。

15番は、開幕戦良いパフォーマンスをした元ブルーズのE・ナラワを据え置くかと思いきや、開幕戦ベンチスタートだったC・ティアティアを入れた。

ベンチには、ABsのA・レイナートブラウンを入れてきて後半のインパクトに期待。

注目のマッチアップ:

FWの殆どが注目したいが、あえて挙げるとすれば、ルースフォワード(3列)陣の争いか。

6番: T・ロビンソン vs T・ヴァアイ
似たようなタイプの二人で、ロビンソンは、ロックでも良いパフォーマンスをするのでフランカーながらも、この試合でラインアウトの中心になるだろう。
ヴァアイがどれだけ6番でもやれるかABsセレクターも要注目してるか⁉

7番:D・パパリィイ vs S・ケーン
開幕戦を見てる限りでは、完全復活も見えてきそうなくらい調子が良いABsのキャプテン、S・ケーン。
対するは、開幕戦に休養で出場していない今季ブルーズのキャプテン、パパリィイがABsのレギュラーを獲得するには、絶対に勝たなければいけない相手で、この試合の一番注目のマッチアップか。

8番:H・ソトゥトゥ vs P・G・ソワクラ
両選手とも、スキルのあるフィジー対決で、なかなか見応えありそう。
一足先にABsになったソトゥトゥよりパワーも備わってるソワクラは、プレシーズンマッチ2試合と開幕戦を見る限りでは、今季絶好調でABs セレクターがどう見てるかも興味深い。

BKも面白そうなマッチアップが沢山で敢えて挙げるとすれば・・・

9番:F・クリスティー vs B・ウエバー
ABs同士の対決で面白そう!
NZのハーフバックの争いは、激しいのでどちらがABsのベンチ入りできるかも、この対戦で決着をつけたい。

12番:R・トゥイヴァサシェック vs Q・トゥパエア
開幕戦で最後のタックルミス以外は、素晴らしいパフォーマンスだったRTS(ロジャー・トゥイヴァサシェック)が、ABsの12番のレギュラーも狙える位置に来たQ・トゥパエアとのガチンコ対決は要注目!

その他でも、14番:M・テレア vs 11番E・ナナイセトゥロのディフェンスをかわす能力がある二人の対決も何気に面白そう。

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試合展望と勝敗予想:

両チームとも良いメンバーで白熱した試合になる事は間違いないか。

まず、セットピースが一番大事になってくるが、スクラムは、昨季の対戦でABsのプロップを4人率いるブルーズがプレッシャーを受けていたので今季はどうなるか?

ラインアウトは、昨季のブルーズが酷かったので今季はどうなるか注目だが、前週の試合を見る限りは、J・グッドヒューがかなり良く、移籍してきたロマノ、T・ロビンソン達が、ABsのジャンパーが揃うチーフスにも対抗できれば試合が面白くなる。

セットピースと同じで重要になってくる、ブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)も、注目マッチアップで既に挙げた豪華なメンバー達の見応え抜群な争奪戦になること間違いなしか。
どちらが有利になるかで豪華なBKが活きるので要注目。

BKに目を向けると、ブルーズの12番RTSが開幕戦のような活躍が出来れば、チーフスのディフェンスラインを下げる事ができ、先週の70分までの試合の再現ができれば、ブルーズが有利になってくるだろう。

勝敗予想:
先週、残り10分で3トライを奪われ、まさかの逆転負けのブルーズが、その反省を活かして最後までゲームマネージングを出来れば勝利することが出来ると予想する。
今週は、ベンチにB・バレットが控えているので、上記の心配は要らないと見てブルーズが5点差で勝利と予想! 白熱間違いなし!

ハリケーンズ vs ハイランダーズ
19:05(NZT)@Sky Stadium

先週、残り10分で、3トライを奪い18点差をひっくり返してサヨナラ大逆転を演じたハリケーンズ。
対するは、先週クルセイダーズに食らいついたものの、チャンスで取り切れなかった開幕2連敗のハイランダーズとの対戦。

ハイランダーズにスコッド外ながら、いきなり先発に抜擢の新入りは注目!

ハリケーンズのメンバー

5番に新人のC・デレイニーをロックで起用。
チーム分析でも彼の名前を取り上げたが(こちら)、デレイニーはルースフォワード(3列)の選手だ。

7番は、前週怪我で欠場のD・キリフィが先発に復帰。先週ベンチだったR・ラブを10番に戻してきた。

先週、最後の大逆転のきっかけを作ったJ・サヴェアは、12番から本職のウイングに戻り14番で先発。先週A・サヴェアの最後のトライを演出した、今季の新入りB・サリヴァンは、2週連続で13番で先発。

B・プロクターを先発に戻して、この試合では12番を付けることになった。

ハイランダーズのメンバー

先週のメンバーから、ロックに大ベテランの元ABs のB・エヴァンスを入れてきてNo8のG・エヴァンスと兄弟で先発出場になる。

注目は、A・スミスをベンチに追いやって、F・ファカタヴァが9番で先発は、NZ国内のスポーツニュースでも大きく取り上げられた。
将来のABs候補のF・ファカタヴァがこのチャンスを活かせるか注目。

開幕から2試合、11番で良いパフォーマンスをしていた J・ティムが怪我の為、L・クーンブス‐ファブリングがスコッド外ながらも、いきなり11番で先発に抜擢は、サプライズ!!

昨年のNPC(NZ州代表選手権)では、優勝したワイカト所属。
スピード、鋭いステップでディフェンスを置き去りにしてトライを奪うシーンを何度も見せて観客を魅了した。怪我人のバックアップで数週前に呼ばれたが、まさか、チーフスでなくてハイランダーズで彼の出番があるとは。

先週、怪我で途中退場した1番 E・デ・グルート、7番 J・レンチェスは、大事にいたらず、引き続き先発で出場は嬉しいニュースか。

注目マッチアップ:

1番 E・デ・グルート vs T・ロマックス 3番
ABs対決で白熱しそう。

8番 A・サヴェア vs G・エヴァンス
ハリケーンズから古巣に戻って来て調子を上げてきてるG・エヴァンスが、ABsの大黒柱のA・サヴェアにどこまで対抗できるか注目。

10番 R・ラブ vs M・ハント
上記のTwitterでも顔写真で写っている二人の対決。
ゲームメイクが抜群のハントが、まだまだ粗削りながら、ランプレイは抜群のラブとの対決は、試合を左右するくらい重要になってくる。

12番 B・プロクター vs T・ウマガ‐ジェンセン
13番が多いプロクターが12番に入り、ボールキャリーの強さを毎試合見せている、将来有望のT・ウマガ・ジェンセンとの対決は見物。
後半からハリケーンズに双子の兄弟のピーター・ウマガ・ジェンセン入ると兄弟対決が実現に。筆者が推している双子の兄弟対決が楽しみ。

14番 J・サヴェア vs L・クーンブス‐ファブリング 11番
いきなり抜擢されたスピードスターのクーブス‐ファブリングが、元ABsのトライゲッターのJ・サヴェアに指一本触れさせずに抜き去る場面が見られるかもしれない。
逆に線の細いクーンブス‐ファブリングがパワフルのJ・サヴェアの突進を止めれるかも重要になってくる。

筆者の要注目選手は、リアム・クーンブス‐ファブリング!!

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(先週3トライのラヤシ(写真上)は今週もトライを取れるか?)

試合展望と勝敗予想:

先週、大逆転勝利で勢いがついたと思われるハリケーンが、良い試合はするものの、まだ勝利のないハイランダーズをうわまると予想する。
ハイランダーズに決定力不足が感じられるので、上記に触れた11番リアム・クーンブス‐ファブリングの決定力を活かしたい。
それを活かすも殺すも、FW次第となるのでまずは、FW勝負を見極めたい。

両チームのベンチが良い選手が居るので選手交代のタイミングも鍵になるか。後半から出て来るであろうA・スミスの存在が不気味。

ハリケーンズのベンチにインパクトのあるルースフォワード(3列)の選手を二人入れてきて毎試合良い仕事をしているので、後半は、過去2戦と同様にハリケーンズに勢いが出て来る展開が予想される。

ハリケーンズが、7点差で勝利と予想! この試合も白熱しそう!

その他の試合
SATURDAY 5 MARCH 2022
21:45 Brumbies v NSW Waratahs
GIO Stadium

※全ての写真は2021年スーパーラグビーにて筆者撮影


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