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移住生活|ワンコとの田舎暮らし

こんにちは。峯久です。

突然ですが、皆さんはワンコ派ですか?ニャンコ派ですか?
わたしはどっちも派ですが、
妻が猫アレルギーのため、家としてはワンコ派でございます。

ちなみに本日は、1122、ワンワンニャンニャンの日でございます。

ということで、本日はワンコとの暮らしのお話を。

私たちがワンコ(権太)を家族に迎え入れたのはちょうど10年程前、
2014年のクリスマスでした。
友人がFacebookで「犬、産まれました。誰かいりませんか?」と。

当時、我が家には子供がおらず、すぐに手を上げて、お見合いして、
我が家に迎え入れることとなりました。

野良ワンコ・チータとの出会い

実は、犬を飼いたいね。
となったのは、そこからさかのぼること3年前。
移住して間もなくのことでした。

時は2011年、震災のあった年でした。

私たちは震災の直前に移住していたわけですが、
移住直後の震災。
そして震災後、被災者の一時避難や移住を全国各地で受け入れていました。
私たちの住む自治体でも、被災者の受け入れを行っておりました。

当時は市営団地ということもあり、福島や宮城などの東北ナンバーの車が共同駐車場に複数増えたのを覚えています。その団地にも被災地からの一時避難の方や、移住者の方が数多く引っ越してきました。

駐車場は100台以上停まる広さで、団地から50mくらいの所にありました。
私はチェーンソーなどの荷物もあったため、ボックスに入れて、その駐車場のさらに一番奥の隅っこに停めていました。

とある日、私が駐車場に車を停めて、駐車場から団地まで帰ろうとすると、
そこに野良犬がウロウロしています。首輪はありません。

最初は「あ、野良だ。」と思っていたのですが、数日そこにいます。
とはいえ、私も団地ですから飼うこともできません。
しかし、いつも同じところにいます。やはり気になる…

団地の駐車場から1キロちょっと離れたところに、私たちが地域おこし協力隊の野良作業の活動用に使用していた小屋がありました。いったんそこで預かり、その後の作戦を練ろうと考えました。
犬を飼えそうな知人の心当たりがありました。

私は当時軽トラに乗っていたので、
ワンコを軽トラの荷台に乗せ、早速その小屋へ運び入れます。
ご飯を上げ、しばらくはここで我慢しろ。と、その小屋を後にします。
その時に、見た目がキツネみたいだったことと、名無しの権兵衛で、
その野良犬を権太と呼んでいました。

2011年出会った時

その翌日、朝起きて、早速小屋に向かおうとします。
が、既に、再び犬が駐車場に戻ってきているではないですか。
そして、同じところにいるのです。

否、同じ車の前にいたのです。
ナンバーは福島でした。

ハッとしました。
これはひょっとして捨てられた??
そこは団地です。
その方も飼えなくなってしまったのではなかろうか…

団地から少し離れたところに山があります。
戻りの速さを考えると、おそらくは一度山へ捨てられて、
車に戻って来ては、山へ、を繰り返したのだと思います。

実は、私も一度犬を手放した経験があります。
学生の時に、犬を飼い、完全に、飼うということをなめていました。
結局飼えなくなって、友人伝いに一軒家のお家へ譲りました。

その時のことを思い出しました。
何ともやるせない気持ちになりました。

そのことを、同じく移住者の知人の老夫婦に相談すると、
快く飼ってくれることとなりました。

後にチータとなりました。
お家は山奥でしたが、それなりに幸せに暮らしていたと思います。
数年前に老夫婦のお二人もお亡くなりになり、
それに合わせるようにチータも虹の橋を渡りました。
いまごろ、きっとみんなで仲良く暮らしていると思います。

2012年チータと田んぼ作業

柴犬・権太との出会い

さて、我が家の権太の話の前に少し私たち夫婦の話を。

我が家は妻36歳、私30歳で2011年に結婚をしました。
都内で出会い、地方移住に合わせ、移住をしてから結婚をしました。

結婚後、早々に妊娠するも、そこから立て続けに2回の流産。

その後、お家のご縁があって、団地を離れ、
借家の一軒家に引っ越したのが2013年。
広い一軒家に二人。
流産が続いたこともあり、妊娠もしなくなりました。
けど、子供は欲しい…

そんな折、2014年に友人のFacebookでワンコ産まれましたの投稿。
私は飼いたくて仕方がない。
妻に確認すると、妻も飼いたい。となり、友人へ即座に連絡。
すぐにお見合いを申し込みました。

産まれた経緯は、
お父さん犬が友人宅、友人のいとこのお家がお母さん犬のお家でした。
権太の兄弟はお母さん犬のお家に、
そして権太はお父さん犬のお家に?
といったところでしたが、柴犬のオス×オスということもあり、
まずは誰かいれば。ということでFacebookの告知につながります。

とはいえ、私は一度ワンコを手放したというトラウマがありました。
しかし、まずは会ってみて考えよう。
気が合えばお願いしよう。となりました。

はじめてのドキドキのご対面。
一度会って、なんとなく仲良くなれそうな感じ。

とはいえ、まだ、産まれたばかりなので、
3カ月はお母さん犬の元にいさせてあげよう。
ということで、一旦引き上げます。

まずはお母さん犬の所、そして、お父さん犬のお家でしばらく預かってもらったのですが、やはりオス×オスであまり仲がよろしくない。

そんなこともあり、夏に生まれて、4カ月後の2014年のクリスマス。
我が家に来ることとなりました。

お見合いが決まってからの数か月の間、小屋を作りました。
山へ木を伐りに行き、古民家リフォームに出た古材などを使い、
本格的な木造住宅です。

そうです。
最初は外で飼うつもりで飼い始めました。
そして、しっかり飼うぞ!という気合で、小屋にも気合が入りました。

権太ハウス

我が家には幼犬で来ましたので、まずは縁側で飼い始めました。
徐々にこの部屋はOK、この部屋はダメといった感じでした。

まずは縁側のみ

そして、いよいよ縁側と外で飼おうとチャレンジし始めます。

しかし、夜権太を外に出すと、夜な夜な権太の寂しそうな
鳴き声というよりも泣き声が聞こえてくるわけで、
今日は雪が降りそうだから。とか、今日は特別ね。とか言い始め、
結局は室内犬となりました。

最初の頃は、日中の温かい時は外、夜は家の中として、
室内×外飼いのハイブリット犬としていましたが、
気付けば、100%室内犬。

ちなみに、いまでは当たり前のように布団にも潜り込んでくる始末。

完全に、私たち夫婦にとって、外飼いが無理でした。
当時、子供がいなかったこともあり、
完全に子供同然でした。まぁ、いまもそうなんですが。

和式の住宅の場合、畳の部屋なんかは犬の爪でボロボロになります。
我が家も、それはそれはひどいもんですが、もう諦めました。

そして、我が家に権太が来たことで、
権太が大好きなシカ肉を使ったペットフード屋さんとなり、
3年後にはトイプードルのさくらが我が家にやってきます。

長くなりましたので、この話はまたにしましょう。


シカの手作りご飯

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