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ジェンダー論に思う事

2021.08.22

数か月前の話ですが、報道ステーションのWebCMで
「ジェンダー論的な話って時代遅れだよね・・・」
といった内容のCMが炎上をしましたね。

で、この時代にジェンダー論って、
世代間格差的な物があるんじゃないか・・・
というような話も多々ありました。

正直な所、かく言う僕も、
世代間的な問題でしょってな感じを抱いていました。
けど、それをきっかけに、考え直したというか、

振り返ってみたのですが・・・

僕は大学を卒業して、商品先物取引の世界に入りました。
当時のその業界ですから、まぁブラックもブラック、
うつ病になって、半年で辞めるわけです。
で、一発当ててやろう見たいな下世話な欲があり、
見事に返り討ちにあったわけで・・・

今度はまともな仕事に就こうと、
大学の時にサボった就職活動をしっかりとしたわけで
第二新卒として福利厚生の会社へ入社致しました。
当時はグループでJASDAQ上場、いまは東証一部上場ですね。

で、この会社がどんな会社か、という所ですが、企業や自治体などの福利厚生のアウトソーシングを行っている所なんですね。福利厚生のアウトソーシングが生業の会社ですから、会社自体も福利厚生とか、育児休業とか、育児支援に手厚い会社でした。

で、正社員でも男女比半々位で、契約社員を含めると、正確な数字はわかりませんが、オフィス内は女性の方が多かった気が致します。

で、何が言いたいのかっていうと、ジェンダー論って、結局のところ、経験した文化なんだと思うんですね。

僕は営業の世界におりました。
営業の世界は良くも悪くも結果はすべて数字に出ます。

僕が
・全く足元にも及ばない女性の上司
・めちゃくちゃ出来てカッコいい女性の先輩
・争う気なんか全く起きないデキる女性の同い年

こういった方々が揃いますと、
ジェンダー論的な「男の方が…」みたいな気持ちは微塵も起きません。

単純に年間1億円稼ぐ女性社員、
年間1000万円稼ぐ男性社員、
企業から見れば育児休業を経ても帰って来てもらいたいというのは
当然の考え方になるのではないかと思います。

育児休業を経ると、子育て中という事になりますので、
それまで通りのポジションとはいきません。
しかしながら、それだけの営業スキルがあるのであれば、
それ以外のスキルも必然的に高くなってくるわけです。

要は、僕は第二新卒の頃から、
スゴイ女性社員の先輩方に囲まれてきたわけでございます。
ジェンダー云々すら考える事もありませんでした。

その文化を当たり前として、地方のどこで見せるのか??
その文化を見せることができれば、
ジェンダー論的なものは解決すると思います。

地方のどんな企業??銀行??
地方の行政、即ち役所でもそれはできると思う訳であります。
要はその文化を知っている人間が、そこに居ればいい訳でしょ??

って、難しい話ではないと思います。

ジェンダー論の先にあるものは??
個人の尊重です。
個としてどうなのか。

ジェンダー論的な話の以前に、
揺るぎのない、変えられない事実があります。

それはオスとメス、という生物的な問題です。

そこは職務に合わせたり、臨機応変に対応すべきところと思います。
しかしながら、基本的には個をどのように尊重しつつ、
その集合体をどのようにバランスよく形成するか。
という点なんだと思います。
お互いを尊重する。という事につきますけどね。

ちなみに、地方行政で女性じゃないと…男性じゃないと…
みたいな職域って何でしょうね。

育児とか、シングルマザーの対応とかは女性職員が良いですよね。
シングルの友人たちの話を聞いてそう思いました。

で、男性じゃなければ・・・って何でしょうね。
建設とか土木とか力仕事系ですかね。

まぁ、何はともあれ、ジェンダー論は解決できない話ではないと思います。
もうすぐそこです。

それゆえ、フェミニストの方々も未来に向けて、
少しアプローチを変えたらよろしいのではないか。
と、よく、お伝えしております。

個人というものを最大限に尊重しあう世の中、
そんなに難しいことなのかなぁ・・・

というのが本音です。

LGBTQにかんしては、また、そのうちにでも。
ちなみに、当方、LGBTQへの理解はありますが、
単純な女装趣味のオッサンへの理解はありません。

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