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日本史B 古代14 武士についてと平安時代末期の文化

Ⅰ武士の成立・発展

10世紀前半

武士による大規模な反乱が起こる

平将門(たいらのまさかど)の乱(935年)

藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱(939年)

反乱は平貞盛(たいらのさだもり)・源経基(みなもとのつねもと)といった武士の手で鎮圧された


11世紀後半

刀伊の入寇(といのにゅうこう)

中国東北部に住む女真人(じょしんじん)が大宰府を襲撃する事件

藤原隆家(たかいえ)によって鎮圧された


平忠常(ただつね)の乱(1028年)(関東地方)

 源頼信(よりのぶ)が鎮圧した

 源氏の東国進出が行われた


11世紀後半

前九年合戦・後三年合戦

 源頼義(よりよし)・義家(よりいえ)親子が活躍

 東国における源氏の地位が高まった

 後三年合戦では藤原清衡(きよひら)の奥州藤原氏が東北で権力を握る


Ⅱ武士団の仕組み

血族的な団結を基盤にした

棟梁(とうりょう)・・・武士団の代表 本家の惣領(そうりょう)がなる

棟梁家子(いえのこ)・郎党(ろうとう)を指揮する

下には下人所従(しょじゅう)がなどの下層農民がいた

平氏源氏桓武天皇清和天皇血筋の人物に当たる


Ⅲ平安末期の文化

文化が地方に波及した時代

仏教の御堂

奥州藤原氏が建立した中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう) 画像

白水(しらみず)阿弥陀堂

富貴寺大堂(ふきじおおどう)


装飾経

四天王寺扇面古写経(せんめんこしゃきょう) 画像

厳島神社平家納経(へいけのうきょう)


文学作品

将門記(しょうもんき)・・・平将門の乱を扱った軍記物

 軍記物として最古の作品

陸奥話記(むつわき)・・・前九年合戦を題材にした作品

栄華物語(えいがものがたり)・・・藤原道長の摂関政治を賛美した作品

大鏡(おおかがみ)・・・摂関政治を批判した作品

梁塵秘抄(りょうじんひしょう)・・・今様を集めて後白河上皇が編纂した

 ※今様(いまよう)とは民間の流行歌謡のこと


絵画

信貴山縁起絵巻

鳥獣戯画


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