性と普通
ゆうさんへ
犬の調子が悪いのでここ数日リビングに布団をしいて寝てるけど毎日起きたらその布団たたむので昼寝できません。昔の人はどうやって昼寝してたんだろう、畳ならフローリングより寝やすいから布団なしでも昼寝してたのかな?とにかくあまり寝られてなくて目が痛い。
ゆうさんが色々恋愛の事に触れているので私も少しずつ書いてみようと思うよ。変なフェチの話からガチの悩みまで、恋愛って話題としてはとてもリッチだね~。
私は話しかけやすいタイプでもない上に自分から行くタイプでもないのであんまり恋愛してこなかった。もっとしたいと思う。
ただ、どれだけ自分磨きをして自分にとっての理想の女性に近づいても、こればっかりはひとりだけではどうにもならない問題。こうしてある種の諦めと覚悟が大学ぐらいでできた。
私はお母さんが外で働く人ではないので、一番身近にいる大人の女性は家を保つ人。私から見るとお母さんはいい人やし幸せそうにしてるから、お母さんみたいな人生が私の中での普通の女性の人生となりました。
でも私はお母さんが歩んできた人生とは全く違うのを生きてきた。で、お母さんみたいに恋愛もしてこなかった。そういうのもあって、ひとりでは解決できない問題に思い悩むよりはひとりで完結した人間でいられるようになろうと思った。ある程度のことは全部ひとりでできる人間になりました。
それってすごく自分にとって誇りを持てることで、自信につながってて、いろんなことに恵まれてこうなれてありがたいと思う。家族と仲間に感謝。
それで、でもそんな自分ではモテないんだ、って話はもちろんまあそうなんだけども、ここで違う方向にもっていってみよう。
私はご存知の通り自分が思ってた普通とも色んな人が思う普通ともちょっとかけ離れた人生を生きてきたので、そもそも普通という実質的に意味のない概念にとらわれてはいけない。私がこれから見つける自分の恋愛の形は自分で切り拓いていかないといけない…。それってすごいエネルギーと時間がかかるけど。
それがどういう形なのか私にはまだわからないけど、自分なりの恋愛の形を見つけるためには女性という性をそもそも見つめなおして、自分の女性としてのアイデンティティを自分で認識する必要がある。おいおいこれは大変な話になってきた。
最近私は男性のファッションや髪型やなんやらに興味あって、というか普通に今までもあったけど、メンズとかそういうの考えずに好きなもの私も取り入れていったらいいじゃないかと思うようになってる。男になりたいとか女性が好きだとかそういう話とは違って、誰かが決めた女性用の服や靴や立ち居振る舞いに縛られることないよね、と思う。好きなように生きろ!
そういう意味では古着が楽しい。「それメンズです、レディースはこっちですよ」とか言われなくていい。親切で言ってくれてるのはわかってるけどさ。ありがたいことに最近は自由な性の認識が受け入れられはじめてるし、そもそもこういう考えの人は少なくないと思うから、みんなの考え方がもっとオープンになっていけばいいよね。最近はユニセックスのブランドも増えてきてるみたいやし。
まあ長くなったけども。だから今は私はちょっと自由に考えてみようと思うよ。それで人を傷つけてしまうこともあるのかもしれない。でも一応今は自分でそれなりの自由を確保しようとした、と勝手ながら思っています。恋愛云々の話よりも規模がだいぶ大きくなったな。
どう?ちょっと意外な展開でした?自分で言うなやな。では最後はなおこ的おもしろワードで締めよう。
立ち居振る舞い:「居」を強調して発音していきたい。たちいふるまい。
以上。