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ネッコを飼い始めた話
皆さんこんにちは。
もうそろそろ2022年も佳境を迎えようとしていますがいかがお過ごしでしょうか。
僕ですか?僕は最近仔猫を飼い始めました(ドヤ顔)
前々から飼いたかったネッコを迎え入れたのでnoteで自慢記事でも書いてみっかぁ!!と思い、バコバコと記事を書いています。
もしよろしければうちの可愛いネッコを見ていってください。
衝動的に猫を探し始める
6月に5年ちょい勤めていた会社を退職し、約半年ほどニート生活を堪能していた僕は2022年11月上旬某日、何を思い立ったか急に「よし、猫を飼おう」と決意してしまう。
前々から猫を飼いたいとは思っていたが自分でもビックリする「なんで今?」というタイミングでの決断である。ニートは時に衝動的になってしまうものなのだ。
猫を飼おうと決意してから行動に移し始めるまでのフットワークの軽さは我ながら目を見張るものがあったと思う。
なにしろこちらはニートなのだ。社会人と違い24時間情報収集に勤しむことができる。
このまま一生ニートがいいなあ、、、と、近い未来確実に訪れる「就職」の二文字を心の中で憎み、表情には微かに哀愁を漂わせながらニート生活に勤しむ傍ら運命の猫ちゃんを探す多忙な毎日を送ることに。
猫とのマッチング方法だが、様々なペットショップや里親募集掲示板的なサイトを巡ったり、保健所で保護されている猫を探してみたりした。
ペットショップで気に入った猫がいたので店員に確認したら毎回「あいにく飼い主さん決まっちゃったんですよ」と言われる呪いにかかったり(というか飼い主さんが決まったんならさっさと表示しとけYO!!)保健所にあった「飼い主探しノート」を見て保護主さんに連絡しても「猫ちゃんは職場のアイドルになってしまっているので…」と断られ(なんでやねん)メンヘラになりつつあった時、「猫の譲渡会」なるものを知る。
Nyapan Cat Rescueという札幌市を拠点に猫の保護、譲渡会、猫カフェ運営、里親募集等をしている猫の保護団体が主催の保護猫の譲渡会が近々開催されることをネットで知り、一縷の望みをかけて参加することにした。メンヘラアラサーニートが参加しちゃうお~~^^
運命の譲渡会&痛恨の捻挫
11月13日(日)13時から札幌市白石区のとあるビルの1階で開催される譲渡会に参加させていただいた。
その日は譲渡会が13時からという事だったので朝8時から10時まで友人の会社のフットサル会に参加したのだが久しぶりのフットサルで興奮したニートは調子をこいてしまい左足首を思いっきり捻挫してしまった。
ニート生活で肥えに肥えた体重を支え切れなかったのだろう。左足首はパンパンに腫れあがり、びっこをひきながらじゃないと歩けない状態になってしまった。
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そんな状態なので譲渡会を欠席しようかと考えたのだが運命のネッコに会えるような気がしたので気合を入れて参加することにした。
ボロボロの体に鞭を打ちながら運転し、駐車場に着くと追い打ちをかけるように雨が降り始めていた。ニートなので当然傘の準備はない。
駐車場から会場のビルまでは500mほど距離があったが仕方ないので泣く泣く雨の中を歩くことに。
足首の腫れの為靴下も履けず素足サンダルな左足を引きずり、傘もささずびしょ濡れになりながら移動するアラサーニート。限界すぎる。
ニート×捻挫×雨が生み出した悲しい怪物と化してしまった僕だがなんとか会場に到着。
まだ譲渡会が開催されてから15分ほどしかたっていなかったが会場はすでに多くのお客さんで賑わっている。
11月の札幌ということもあり、室内は悪魔的な加湿と狂気的な暖房により簡易サウナかと思わせるような熱気(物理)に包まれていた。
ネッコとの出会い
さて、肝心の猫だが様々な猫種、年齢の猫ちゃんが25匹程いただろうか。
生後2ヶ月から8歳の猫までいたのでとてもボリュームのある年齢層だった印象を受けた。
異常なまでの加湿と暖房により額に大粒の汗をかき、左足を引きずりながら卑猥なものを見るようなネッッットリとした視線で猫を嘱目していくニート。不審すぎる。
あまりに不審がられたのかスタッフの方に「ど、どんな猫ちゃんがご希望ですか」と声を掛けられたので「人懐っこい猫チャンが、いいですねぇ~^^(ニチャアア…)」「…それならこの子とか人懐っこくて可愛いですよ」
と紹介された猫ちゃんを結果的に譲渡していただく運びになった。
その猫は生後2ヶ月の男の子で、ゲージの中を所狭しとおもちゃで遊び、時々除きに来る人間の顔を首をかしげてジッと見つめる、まさに「可愛い」を具現化したような生き物だった。
「お母さんに育児放棄されちゃってるところを保護したんですよぉ~」「抱っこすると喉めっちゃ鳴らして可愛いですよぉ~」「首を傾げるポーズとかあざといですよねぇ~」「うちでは新(あらた)クンって呼んでますよぉ~」「本気で噛んだりかっちゃいたりしないので飼いやすいと思いますよぉ~」
顔も口調も柳原可奈子似のスタッフさんが新クンの説明をしていた。絶対キャラ寄せてますやんそれ。
ちなみに譲渡会では気に入ったネッコがいたらスタッフさんから説明を受け、飼います!となった人から契約に進んでいくのでシンプルに早いもの勝ちのシステム。
会場最年少ということもあり、もちろんあらたクンの周りには人だかりができており、飼うと決断した人が早い順でスタッフに声掛けを行う一触即発の状態となっていたので迷わず「すいません、この子飼いたいんですけどお話聞かせていただいてもよろしいですか?!」と大きい声でスタッフさんに話しかけた。
「…それならこの子とか人懐っこくて可愛いですよ」から30秒ほどでの即断即決。ニートの判断は、速い。
僕が新クンを紹介される前から新クンを飼うかどうかずっと話し合っていた家族の女の子が「あの猫とられちゃった~」と親に文句を言っていた。
僕は性格が悪いのでその家族の話し合いに耳をずっと傾けていたのだがどうやら母親が「猫を飼いたいけど自信がない…でも可愛いから飼いたい…でも…」的なことを一生言っていて娘と父親が煮え切らない母親を「いいから飼っちまおうゼ!」くらいのノリで煽り、「もーちょい待って…月いくらかかるの…」みたいな押し問答をずっと繰り返していた。
僕は性格が歪んでいるので「新クンは僕のものでちゅよ~^^」とその家族を煽りたい気持ちをグッと堪え、代わりにこの場を借りて利根川大先生の名言を女の子に捧げたいと思う。
もう少し待ってくれ?
話にならぬクズ…!
お前らは生まれてから何度その台詞を吐いた?
世間はおまえらの母親ではない。おまえらクズの決心をいつまでも待ったりはせん…!
一生迷ってろ
そして失い続けるんだ…貴重な機会(チャンス)を…!
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さて、スタッフから新クンの諸々の説明や注意事項、契約の締結までを済ませてもらい持ち運び用のゲージに新クンを乗せて会場を後にした。時計を見ると14時くらいだったので入場からわずか1時間位での出来事だった。
片手にはゲージを持ち、死ぬほど痛い左足を引きずりながら駐車場まで歩いたが心なしか足取りは軽かった。
雨は、やんでいた。
ついにネッコが家にやってくる
まさか本当に猫を持ち帰るとは思わなかったので家に猫を迎え入れる準備が全くできていない。家に帰る前に片っ端から近所のペットショップを巡り店員さんに相談しながらゲージやらトイレやらベッドやらを購入し帰宅。
リビングでゲージを開けてやると怖いのか少し震えながらこちらの様子を伺う新クンがいた。震えてる新クンも可愛いねぇ…^^
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猫は環境の変化に敏感とのお話を聞いたのでかまってやりたい気持ちをグッと堪え、しばらくは放置気味で新クンを遠くから様子を伺うことにした。
初日はご飯も食べず、トイレもせず、ゲージから出てこなかった新クンだが2日目にはご飯を食べ始め、3日目にはトイレを覚えてくれた。
家に来てから2週間ほど経った現在ではすっかり慣れたのか寝ている僕の布団に入ってきたり家中走り回って遊んでいたりと、遊び盛りな猫らしく忙しくしている。
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ちなみに現在開催中のW杯を一緒に見るときやおやつを欲しがるときにする「はにゃ?」と首を傾げるポーズが可愛すぎるので見てほしい。
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半ば勢いで迎え入れた新クンだったがあの日無理をして譲渡会に参加してよかったと思う。新クンを紹介してくれたNyapan Cat Rescueのスタッフさんには感謝しかないニャ。
猫に限らずペットを飼うかどうか迷っている人がこの記事を見ているなら是非前向きに検討していただきたい。生活が豊かになりますYO!!
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