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水彩紙、テストテストテスト
京都に来てから、紙や技法のテストの保存方法を変えた。
これまではノートに貼り付けていたのだけれど、スケッチブックに直接テストしたものを貼り付けるようにしている。以前よりだいぶ便利で使いやすくなった。大変によろしい。
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今年度、時間ができた時に読もうと、USに住んでいた時、Barnes & Noble(日本でいうと蔦屋書店みたいなオシャレ系な本屋)で叩き売られていたこの技法書を読み直しているのだが、とても良い。今の私にはぴったりなのではないかと思う。
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長々水彩を描いている割には水彩のことがわかっていないというか、いまいち「これが私のスタイル」に納得していない。
いや、デッサンも描けるし彩色もできるのだけれど、私はやっぱりドローイング寄りなんだなって思っている。「ドローイング寄りで何が悪いのか」、と言う気持ちはあるのだけども、もうちょい水彩画を見つめ直してみたい気がしている。
外でスケッチしていると「サッとかけて楽しそう」と頻繁に言われる。
それは確かに楽しい。「サッと描けるし」パッとしまえる。
確かにそうなのだ。サッとかけてパッとしまえて楽しい。
長い間、自分も無自覚であったのだが、「水彩スケッチ」と「水彩画」の間には深い溝がある、気がする。自分がやっているのは「スケッチ」であって「水彩画」ではないのではないかとも思う。
この辺のカテゴリ分けが大変デリケートであるため、なんとも説明がしづらいのだけれど、光や影をもうちょっとドラマチックに見せる水彩画を研究してみる必要があるな、と思っている。
なので、今までやらないことを試している。
しんどいけど、まあ頑張ろう。