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組織マネージメントの時間軸について

最近反省した出来事があったのでここに記しておきます。
テーマは「マネージメントの時間軸」です。

自分がマネージメントキャリアを積んできたのは安定した事業をもつ事業部でした。安定した事業に対して持続性を持った組織を作る事を目指して、どういう人を採用すべきで、どういう風に成長してもらって、どういう風に事業を支える人材になっていってもらうかというのを3年ぐらいの時間軸でイメージして実行してた気がします。それ自体はいま振り返ってみても間違ってなかった気はしています。安定した組織を描いて実行するにはそれぐらい時間がかかります。

採用した人が事業を支える様になるまでのロードマップを考えてみます。

まず採用人材を整理してまとめ、それに合致する人材をエージェント・スカウト・リファラルなどのチャネルに合わせて募集をかけるのに最低1ヶ月。現実的には数ヶ月。そこから狙った層の人材の目に止まって募集してくれるのに数ヶ月。そこから実際に面接に進んで内定が出るとかを考えると動き出しから半年ぐらい。なんならそれも最初の1人でしかなくそこから持続的に狙った層の人材の方に入社してもらわなければいけない。

さらに入社してからも、エンジニアとしてワークするまで早くて1ヶ月。遅くて半年~1年ぐらいはかかる。体感のアベレージでは「半年ぐらいで単独で戦力化しはじめる」イメージ。

そうなると本当の動き出しからカウントすると1年たって最初の1人がワークし始めるという感じ。組織が変わってきたなと思い始めるのは自分の体感だと2,3割が新しいメンバーになったタイミング。

そう考えると組織サイズによって変わるけどおそらく2,3年ぐらいになるんじゃないかというのが自分の見てきた世界でした。

これはこれでそんなに間違った気はしてなかったんですが、最近自分が関わってるのは割とローンチしてそこまで時間が経ってないサービスでして、安定した事業という前提がありません。半年後にはなくなっててもおかしくないプロダクトです。

その状況でも自分は最近まで時間をかけて組織を作ろうとしてたのですが最近それは間違いだったと反省しました。現状のフェーズの組織において3年後はある程度延長線上で考える事はあっても、3年後からの逆算で動くべきではありません。全力でサバイブする事を考えるべきです。この状況で組織マネージメントを担う人間がやるべきなのは、チーム全体でその認識を共有しサービスに向かう事であり、そういった熱量の伝搬とプレイヤーとしての牽引です。

最近、そこに腹落ちして色々動きが変わりました。マネージメントもいろいろだなと感じたのでその観点を残しておこうと思います。

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