表情が明るくなったね
2024年2月頃から仕事が原因で心身に不調をきたしはじめ、仕事が楽になったはずの4月。それでも時折希死念慮が止まらなくなる瞬間があった。
中学生ぐらいから消えたいと思うことがあったわたしには、希死念慮自体は珍しくもない。けど、ここ数年わりと穏やかに日々の生活を過ごせていたからこそ、突然じぶんがそうなってしまったことに驚き、生まれてはじめて心療内科に行くという選択肢がじぶんのなかに誕生した。
噂には聞いていた通り、なかなか予約が取れない。運良く見つけた比較的軽い症状の人がターゲットの病院を見つけ、即予約した。メンタル系の病気はいくつか調べていたから、もしかしたら適応障害と診断されるかなと漠然と考えていた。
「ただ、全然問題ありませんよ」と、そう言われることをどこかで信じていた。
初診の日、カルテを記載しないといけないのに、カルテに書かれてる言葉がまったく理解できなかった。
え、何を聞かれてるの?
わたしは何を答えたらいいの?
続けて受けた診断テストもそうだった。もはや書かれている文章の意味がわからない。どう回答したらいいかわからない。そう感じてしまうぐらいには、内容が一切入ってこなかった。
結果、うつ病と診断された。いますぐに診断書を書くこともできる。覇気が全然ない。気づいていないだけで限界はきている。診断時に泣き出す人は、かなり来ているとも言われた。
でも、じぶんのなかで実感が全然なかったから、大丈夫、働けると言って、今も働いている。
だけど、きっと限界はどんどんどんどんと近づいてきている。街中や家のなかで軽くパニック状態になったり、希死念慮を感じる頻度が上がったような気がする。
このままどうなってしまうんだろう。どうなっていくんだろう。なんて考える。でも、このモードになったら、もはや何にもわからなくなる。首を絞めたくもなるし、安楽死のためにスイスに行きたくもなる。
そんななかで1番辛いのが、今までで今日が1番表情がいいと言われることだ。いい表情をしているから、少しずつよくなっている。そんなことを言われることがある。
だけど、わたしの波はどんどん落差を増しているように感じるのに。
よほど気を許していたり、余裕が全くない限りは、ある程度は人前だと振る舞うこともできる。
そんな一面だけを見て、「明るくなったね、前よりも元気そうに見えるね」と言われると、なんかひどく複雑な気分になる。
もちろん回復はしたいんだけどね。