30歳、まさかの妊娠!「菜々子とヴァイオリン」
(前回の記事:高校生「菜々子とヴァイオリン」後編)
以下、下書き中です。執筆完了したら公開しますのでお待ちくださいませ!
□中学生「菜々子と指揮」番外編
□高校生「菜々子と弦楽同好会」番外編
□大学生「菜々子とヴァイオリン」前編
□大学生「菜々子とヴァイオリン」後編
□社会人1年目「菜々子とヴァイオリン」
□社会人2年目「菜々子とヴァイオリン」
□社会人3年目「菜々子とヴァイオリン」
□20代後半「菜々子とヴァイオリン」
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「ジントニック最高!!ライム入り最高!」
「おねーさん、もう一杯ジントニック、お願いしまァァァす!!!」
とある海外旅行の帰りの飛行機。
現地でもお酒を飲みまくっていた菜々子ですが、当然帰りの飛行機でもジントニックを大量に飲んでいました。
お代わりしすぎて、最後は大きいジントニックがトニックウォーター付きで出てきましたwww
★どうしても伝えたい補足★:最近ジン流行っているけど、私は22歳の頃、10年前くらいからジンが好き!ずっとジン飲んでる!だから流行りで好きになったんじゃなくて元々のジン好きです!ちなみにバーで飲むときはジントニックではなくジンソニックを飲みます。ソニックとは、トニックウォーターとソーダを1:1で割ったものです。ジントニックより甘さが控えめでスッキリした味わいです。)
帰ってきたあと、「そういえば、あれっ?おかしいなー女の子のアレが来ていないな。」と。
って酔っ払いながら検査薬。
「陽性」
ん?ちょっと飲みすぎたかな。もう一回あとで検査するかぁ。
〜数時間後〜
「陽性」
1ヶ月後、病院で心拍が確認され新しい命がお腹の中に誕生しました。
ちょうどその頃、クライネハーモニー・オーケストラ(プロ・アマチュア混合の、アンサンブルを目的とした小編成のオーケストラ)も誕生しました!!
Kleine Harmonie Orchester公式サイト:http://kleine.mystrikingly.com/
団長は、私の桐朋の先輩であり親愛なる飯顕くんです。
その頃、菜々子は、大学時代からずっと室内楽をともにやってきたピアニストの小池美奈さんと一緒に室内楽コンサートの計画をしていました。
美奈との室内楽コンサートに、飯くんもメンバーとして入ってもらうことがちょうど決まった時期で、そのコンサートの打ち合わせの時に初めてクライネの話を聞いたんです。
飯パイセン「俺が団長やることになってさ。オケ作るんだけど。11月30日が初回の定期演奏会。一緒にやらない?」(ニュアンスはこんな感じ)
菜々子「えー!すごいね!団長?!やるやる!」
順調に進めば、11月30日はいわゆる妊娠後期に突入していてお腹も大きいはず。不安もありましたが、大好きな仲間とアンサンブルできる機会を大切にしたいと思い、クライネの第一回定期演奏会に参加することになりました。
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一方、小池美奈さんとのコンサートの準備も着々と進んでいきました。
公演は東京の代官山教会、郡山市中央公民館多目的ホールでの2回。
練習を重ねて、2019年9月14日の代官山でのコンサートは満席となりました!
メインプログラムは、フランクのピアノ五重奏曲。他にもフランクのソナタを演奏しました。
続いての9月23日の郡山公演も、すごく良いコンサートとなったかと思います。本番後に「今日の演奏は、本当によかった!」って思えることって実は少ないのですが、この日はそのような気持ちになりました。
中学生の「菜々子とヴァイオリン」後編より;マスタークラス最終日には、お城でコンサートが開催されました。自分としては満足のいく演奏ができたのかな?80点くらいかな?なんて思っていました。(そう思える本番って実はなかなかないのよね!)
いつも美奈とのコンサートは菜々子にとってかけがえのないもので、大切な時間です。美奈とは自然に息をしているようなアンサンブルがいつもできるんです。不思議だけど、それが「相性」なのかな?といつも感じます。
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そして11月30日のリハが本格的に始まりました。メインプログラムはベートーヴェン交響曲第7番。いわゆる「ベト7」ですね。のだめの主題歌で一躍有名になった曲です。
(引用)コミックシーモアより:https://www.cmoa.jp/title/11722/
当日までの練習は、お腹が大きくて呼吸が大変ですぐ酸欠のような状態になったり、体力が前よりないのでちょっと弾いただけでも疲れたりと、妊娠していない身体とはかなり違いました。
身体とお腹の赤ちゃんに負担をかけないように、本番を迎えました。
結成したてで手探りのオーケストラでしたが、「アンサンブルやってやろうぜ!!」というお互いの気持ちがステージの真上でぶつかり合うような、そんなベト7を演奏できたと思います。
私はセカンドヴァイオリンのトップを務めたので、ヴィオラと一緒に盛り上げていく箇所も多くあり、飯くんに引っ張ってもらいながら素敵なアンサンブルができたと思います!!
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そこから12月に入り、胎動痛とお腹の張りに耐えながら、それによる寝不足に耐えながら、ずっとお家で大人しく過ごし、2020年に入ってから、元気な女の子を産みました♪(長い陣痛→和痛分娩→緊急帝王切開の二徹でした・・・)
ちなみに娘は、ラヴェル作曲「ボレロ」を聴かせるとよく寝てくれる子です。(笑)
一旦、産休・育休ということでクライネの活動と室内楽コンサートなどはおやすみすることに。
次回は、少しずつ復帰して演奏を再開していく話になります。