前回はウルトララーニングのメタ学習、集中力、直接的学習、基礎練習を実践しよう、という話をしました。4要素を取り組んだ日記帳や学習記録表みたいのを作ってみましたが、今のところ集中力と直接的学習に取り組むモチベーションがネックになっている状態です(笑)。もっと頑張ろうと思います。
今回は回想・フィードバック・記憶を保持・直感を磨く・実験する等々について書いていきたいと思います。前回までが基礎的な学習法のまとめで、今回は「より効率的に学習するには、どのようなことを意識すればいいのか?」という応用編です。
5、回想
同じ学習時間の場合、何度も教科書を読み直すよりも教科書を見ずに内容を思い出す学習をした方がテスト時の点数が高いことがわかっています。絵や数学・プログラミングの学習に応用できないか検討中です。
内容を参照せずに自己テストを課すのは困難なタスクですが、逆にこの難しさが長期記憶を作動させるための鍵になるらしいです。
6、フィードバック
有益なフィードバックを得るにはどうすれば良いのでしょうか?
単なる感情的な賞賛や、「君はすごいね!」「怠けるな!」的な人格評価は学習者には有益な情報ではありません。過度な期待や辛辣な悪口を避け、現在の学習段階に適したフィードバックを求めるのが最適です。
7、記憶の保持
学んだことをすぐに忘れずに、長期間記憶を保持するための方法をウルトララーニングに活用します。記憶が飛んでしまうことの原因には、大きく分けて崩壊・干渉・手がかり消滅の3パターンがあります。
崩壊・干渉・手がかり消失という忘却のメカニズムを防ぐには、記憶のメカニズムを利用して学習できる記憶量を増やすこと・学んだ知識とスキルを長期間保持することという2観点から記憶を増幅させるようにします。
8、直感
知能指数125のファインマン博士が数学・物理学で驚異的な直感を発揮する理由。ファインマン博士は1立方フィートが約1728立方インチであることを利用し1729の立方根の近似値を求めるなど、素晴らしい記憶力と直感を発揮する学者です。彼はそのために数学・物理学に関する膨大なパターンと暗算力に日々磨きをかけています。
数学・物理学に限らず、鋭い直感を発揮するにはどのようなことを学べば良いのでしょうか?
9、実験
ゴッホはどのようにしてあの独特なスタイルを身に着けたのか、という話です。粗雑で子供っぽい、精神的に問題のあった画家・ゴッホはなぜ今になって売れているのでしょうか?
3タイプの実験