ディスペンサリーは14 ST 駅の階段を上がると目の前にあった。ずいぶんいいロケーションだな、こんな店舗を借りるのに毎月いくらかかるんだよ。店内に足を踏み入れるといかにもインテリアデザイナーに頼みました と言わんばかりの内装。ここはスパですか?コスメのようにパッケージされた「医薬品」がオシャレぶってガラスの棚に飾られている。フロントにいた化粧濃いめの女性は質問にていねいに答えてくれたが、エステティシャンにスキンケアの手ほどきでも受けているような気分になった。
マンハッタンに
大学で勉強することにした。この歳で学生になるとは思わなかったが、社会人でも継続教育は当たり前だし、授業はすべてオンラインだから職探しをしながら空いている時間を勉強に充てられる。教育は大切だよな。学歴がすべてじゃないけどあっても邪魔にはならない。なにより楽しそうだ。学びたい科目がたくさんある。
大学の名前はCANNABIS TRAINING UNIVERSITY。認可大学ではないから事実上は専門学校だが、医学、法律、園芸学からバッズテンダーになるための職業訓練まで幅広い分野を