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【陽だまり日記】まったりちーず
昼時、忘年会シーズンを控えた幹事の方々が、やれあの店が、この店がと吟味していた。
「女子が居るからこう言うところが良いかなあ」
「ブルスケッタだってよ、なんだっけそれ」
額を突き合わせてうきうきしている様子が微笑ましい。
気にせずお好きな所をお選びなさいな。
どうぞどうぞ。
なお、私は、下戸である。
「お酒を飲めるおとなになった」ということが嬉しかったころ、飲み会の場では小さなコップでかろうじて1杯、2杯程度なら口にしていたと思う。
帰り道は、大抵、不意に目の前が真っ白になったり、酷い頭痛と共に蕁麻疹が出ていた。
下戸じゃないやい、と暫くの間強がって居たけれど、呑むことを辞めると身体が楽なので其の儘禁酒は続いている。
……実際の所、「ジュースの方がお酒より美味しい」と素直に言えるようになるまでが長かったのだ。
なお、お酒を嗜む大人への憧れは、未だに捨てきれてはいない。
そんな私の本日の夜のご褒美は此方です。
お収めください。
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確かに下戸だけれど、舌は酒呑みの舌という矛盾。まったりとしたチーズにとろけて、緑茶で、乾杯。
今日もまったく、良く生きました。
お疲れ様です。